岩手県花巻市早池峰・大償神楽「天照五穀」
横手市増田(旧増田町)のふれあいプラザで行われた「第10回横手市増田民俗芸能フェ
スティバル」へ行ってみた。
副題に”東日本復興祈念”とあり、増田、十文字など地元の伝統芸能のほかに
岩手県釜石市の「虎舞」や花巻市の「早池峰・大償神楽」が披露された。
主催者側の何らかの形で支援しようとの意図は伝わってきたが、
せめて、もう少し観客数が多くてもよかったのではないか・・・。
そうでないと、せっかく来てくれた岩手の演者の方々に申し訳ないではないか。
何回かこうした伝統芸能と称する公演会を観てきたが、
いつも聞くのは、後継者が少なくなってきたことによる継承の危機という言葉、現実。
そうした中で保存会を立ち上げ、
地域や学校という単位で地道に後継者を育成している人々の情熱に敬服する。
社会の変化がコミニュティーの変化へ結びつき、価値観が異なってゆくことに
もっともっと多くの人が気付くべきではないか・・・。
そういう意味では発表の場としても気付く機会としてもいい企画である。
もっともっとこうした行事が多くあっていい・・・。
伝統芸能を持つ地域に育たなかった人間のわがままな言い方だが。