毎年恒例となった雄物川(おものがわ=秋田県で最長の河川)の一斉清掃が行われ、勤務先のCSRの一環で?今年も参加した。この一斉清掃は、県南部から河口である秋田市に至る沿岸市町村がそれぞれエリアを決めて一斉に清掃するもので、すっかり定着した。今年は・・・例年に比べて拾うゴミもなく拍子抜けの感があったが、それはそれで本来の姿だから喜ぶべき。
ところで、下の画像は、河川敷の土手を上りつめると現れる、この地”茨島(ばらじま)”工業地帯の成り立ちを記した記念碑。秋田大橋の架け替えに伴って国道のルートも変更になり、この石碑も現在の位置地へ移設された。元は国道(現在は県道になった)沿いの、「秋田大橋」手前で大きな桜の木と共に茨島の象徴??であった・・・。茨島の歴史については、この地にある企業の広報担当であったこともあり少しばかり知っているが、市民の多くは、今の河口が丘陵を爆破して通水した人口河口であることを知る人は少ないのかもしれない。また、今の工場地帯が、この爆破によって生じた土砂を埋め立てて造成した地域であることを知る人も少ないだろう。爆破通水は1938年(昭和13年)。
石碑には歴史が刻まれていた。今度、じっくりと読んでみたい。