陽だまりの中のなか

前田勉・秋田や詩のことなど思いつくまま、感じたまま・・・。

「青い花」第四次78号

2014-07-23 | 詩関係・その他

つくば市の高山利三郎さんから、詩・小説・エッセー「青い花」が届いた。この号の書評で、高山さんが拙作の詩集「橋上譚」について評されている。ありがたいことである。(内容は、追って私のHPでご紹介したい)

編集後記を読んで驚いた。勉強不足というのはこういう時に知らされる。                        
『第四次「青い花」は、今号で七八号となる。通巻で言うならば、一九三四年に、太宰治、山岸外史、壇一雄、中原中也、今官一、伊馬春部、木山捷平、(他)が第一号を刊行して以来、一一五冊となる。その間八〇年という歳月を重ねてきた。」と、編集・発行人である丸地守さんが記す。驚いたのは80年という歴史もそうであるが、太宰治の名があったこと。手元の資料を探して確認してみなければ、と思った・・・・いずれ。そして、中原中也・壇一雄・伊馬春部の名にも驚かされた。
いい機会を与えていただいた。感謝。

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詩集「乳茸狩り」 富沢 智

2014-07-23 | 詩関係・その他

群馬県榛東村にある「現代詩資料館 榛名まほろば」を運営されている富沢さんの詩集。2006年から2012年までの間に発表された77編の詩を収めている。

 るっと るっと/それから何が始まったのか/もうすっかり忘れてしまったが/るるっとるっと/そのくすぐったい予感だけが/ぼくを青春のただなかに立たせた                                                                                        

 「青春」という作品の第一連。この軽やかさというか感性がうらやましい。他の詩でも結構、言葉遊び的な面があって軽い言葉なのに、ずしりと読み手に重さが残る。表現の仕方に学ぶ所多い感じがした。時間をかけて読みこみたい。                         

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