6月25日(日)、秋田県現代詩人協会主催の「詩の小径 ~文学散歩」が北秋田市を会場に行われた。
今年は、何回か候補にあがっていた世界文化遺産(北海道・北東北の縄文遺跡群)「伊勢堂岱遺跡」とその展示館。
参加者は23名、これまでで最高の人員であった。
特別参加の元秋田県埋蔵文化財センター所長、小林 克(こばやし・まさる)氏から遺跡発掘時の状況を含めた説明・
案内をしてもらいながら約一時間、縄文の世界へ思いを馳せた。
この遺跡は1992年(平成4年)、大館能代空港へのアクセス道路建設工事中に発見されたもので、環状列石、配石
遺構、掘立柱建物跡などが発掘されたという。2021年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」17ヶ所のうちの一つ
として「世界文化遺産」に登録された。
市内鷹巣へ移動し遅い昼食をとった後、参加者による詩の朗読、スピーチが行われた。自作詩は勿論、縄文に関連した
ものとして、著名詩人の詩・自作詩・現地をみての即興詩などなど。ここ数年、新型コロナウイルスの感染拡大により、
なかなか集まることが難しい状況が続いただけに、参加者の思いが集約された濃いひと時であった。
(画像提供 横山 仁氏)