うろこ玉絵日記

「日々のなにげない一こまを絵日記にしてみました。大阪に近い奈良県在住です。

マウスでかいてまーす。」

2008-03-04 | Weblog
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」の絵の左上、
ぷーとがんばって吹いているのは、春の西風の神、ゼフュロスです。

娘の愛読書、「ヴィーナスの片思い」(視覚デザイン研究所 編)によると、
このゼフュロスは、東、南、北、どの兄弟よりも一番親切で、
雪をとかし、穀物を育てる優しい風を吹かせるそうです。

黄砂だ、花粉症だと、不愉快になる向きもありますが。
優しい神様、はりきってますよ。

このくっついているのはニンフ(妖精)クロリス。

子どもたちが
「西風は自力で飛べるのに、なんで甘えてるのか」
「違う、この女のひとが甘えているのだ」

と、話し合っています。

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2 コメント

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西からの風 (smat)
2008-03-04 22:01:12
 フィレンツェの人たちは、南からの風を恐れていたようです。西からの風は、偏西風でしょうか。黄砂も春先の西風に乗ってくるのですが、イタリアと違ってきつく嫌われていますね。
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smatさま (うろ子)
2008-03-05 08:10:31
南風はノトスという名前がついています。

温かいのはよいが、疫病をもたらしたり、穀物を枯らしたりする困り者だそうですね。

お母さんは曙の女神、お父さんは巨人。
スケールが壮大です。
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