雄株と両性株がある、雄性両全性異株のつる性植物になります。他種の植物を覆うようにして広範囲に広がるので、しばしば他の花を巻き込んでミヤマニガウリの花と他種の花が隣り合う場面が見られる場合があります。花には香りがありますが、これと言った近い例えが思い付きませんでした。
※両性株の苞葉が温室になるという両性花の写真と、他種の花との競演写真でいつもより掲載枚数が多くなっています。
👇ミヤマニガウリの雄花です。
多数の花を付けて空に向かって立ち上がる花序は、群生しているとそこだけ白く霞んだように見えます。
👇ミヤマニガウリの両性花です。
気温の高低によって花柄の付け根にある苞葉の枚数や形が変化し、気温が低い時には苞葉の枚数が増えて、まだ成長しきっていない果実を包み込み温室を作るそうです。夏など気温が高い時には果柄が長く伸びて、6枚目のように果実が垂れ下がるそうです。
気温がまだ高かったのか、目に付いた両性花の苞葉を観察した限りでは、温室と呼ばれるほどの形にはなっていませんでした。
他の花との競演写真です。
👇ミヤマニガウリの雄花とツユクサ
👇ミヤマニガウリの雄花とミゾソバ
👇ミヤマニガウリの雄花とナガミノツルケマン
👇ミヤマニガウリの果実とヤマノイモのむかご
(撮影日 2021/9/19)