切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

いしかわじゅんと立川談志。

2007-12-03 00:06:10 | 新釈落語噺
いしかわじゅんさんのHPに立川談志の独演会の感想が載ったんだけど、思わずその通りって言いたくなった。もちろん、いしかわさんと同じ公演を聴いたわけではないけれど、似たような経験、感想を持ったことがあるからなんですよね。

今ではすっかり落語から離れちゃったけど、かつては季節の変わり目の臨時収入を「談志ひとり会」のCDボックスセット購入に当てていたという暗い青春時代を過ごしたわたしにとっては、できの悪い日の談志師匠の往生際の悪さに寂しい思いをしたことがある。

わたしが観たある日の公演では、下げのあと幕が閉まってから、なんと再び幕が開いて、芸の不出来の言い訳を始めたのには、正直参った。(その日の演目は、「二人旅」でしたが…。)

そのときは、噺の枕に、「芝浜」や「小猿七之助」なんかのさわりを散々やっておきながら、結局「二人旅」でちょっとがっかりしたのだけど、もう、堂々と大ネタ一本でやってくれたら、ファンはどれだけ喜ぶだろう。

小さん、志ん朝が亡くなり、円楽が引退した今、そして、談志師匠本人だって闘病生活があったんだから、もう小細工なしでお願いしますよ。ぼろぼろになったって、追いかけるファンはたくさんいるんですから!

たぶん、残り長くないはずの落語家人生を危惧する人が多いから、いしかわさんの愛ある感想や、太田光プロデュースのDVDが出たりするんだとわたしは思う。

太田光の「笑う超人」のDVDはすぐ買ってしまったけど、まだ封を開けていないわたし…。

今年の暮れもテレビ東京では落語を披露してくれるのかな?それに期待するといたしましょう。

PS:テレビ東京でやっている番組で、談志師匠が映画を紹介するコーナーがあるんだけど、ここはわたしと趣味があっていて、いつも感動しています。

この間紹介していたラオール・ウォルシュ監督、ジェームス・キャグニー主演の『白熱』はわたしの大好きな映画だったから、嬉しかったな~。まあ、それだけですが!

笑う超人 立川談志×太田光

Victor Entertainment,Inc.(V)(D)

このアイテムの詳細を見る


白熱 特別版

ワーナー・ホーム・ビデオ

このアイテムの詳細を見る
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『魔女』 1~2 五十嵐大... | トップ | 今頃になって、ちゃんと『N... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

新釈落語噺」カテゴリの最新記事