ちょうど去年の今頃は、韓国産業銀行(KDB)と
の間で買収交渉が進められていた時期なのでしょうか。韓産銀(KDB)は政府系金融機関ですが民営化に備えて、規模を拡大して世界に飛躍しようとしていたとの説もあります。
昨年1月の(株)日本格付研究所の韓国産業銀行(KDB)に対する評価は
対 象:外貨建て長期優先債務 A+p ポジティブ
対 象:自国通貨建て長期優先債務 AA-p ポジティブ
となっており、同研究所はKDBが政府との結びつきが強くかつ財務体質も優良であるとしていました。
KDBがリーマン倒産の引き金を引いたとは良くいわれることです。確かに昨年9月10日に同社は買収交渉を断念しています。これはアメリカ政府がリーマンへの公的資金の拠出を拒否したことがその断念の理由であるとされています。アメリカのバンク・オブ・アメリカ、メリルリンチ、バークレイズや日本の大手銀行もリーマン救済には動いていましたが、KDBの交渉打ち切りが大きくアナウンスされたことも原因なのか、リーマン株は大きく下落しました。そうして2008年9月15日の連邦倒産法第11章の適用申請となったわけです。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=aeZOxlZkgCy8&refer=jp_asia
▲Bloombergからの記事の紹介です。▼
韓産銀:サムライ債の主幹事、大和、野村、みずほ-1年ぶり(Update1
8月21日(ブルームバーグ):韓国産業銀行が発行を予定している円建て外債(サムライ債)の主幹事に、大和証券SMBC、野村証券、みずほ証券の3社を指名した。発行額は300億円程度で、9月上旬にも起債する。同行が電子メールによる発表で明らかにした。韓国産業銀行がサムライ債を発行するのは、2008年8月の起債(320億円)以来、約1年ぶり。格付けは、ムーディーズがA2、S&PがA、格付投資情報センター(R&I)がA+などとしている。
サムライ債市場では、昨年9月の米リーマン・ブラザーズの破たん以降、09年1月まで発行が途絶えた。今年2月以降、豪ウエストパック銀行債以来、起債が再開したが、いずれも、国際機関や政府保証債などが主流で、民間の事業会社による起債は少なかった。
その後、7月以降、フランス電力債(1104億円)、英大手銀バークレイズ・バンク債(527億円)、世界小売り最大手の米ウォルマート債(1000億円)などが募集され、発行が盛り返した。今回の韓国産業銀行は政府系金融機関だが、韓国銘柄の復活ということもあって、今後のサムライ債市場の活性化につながるか注目される。
Editor:Hitoshi Sugimoto記事に関する記者への問い合わせ先:東京 上野 孝司 Takashi Ueno tueno@bloomberg.netJungmin Hong in Seoul at jhong47@bloomberg.net ;東京 宮澤祐介 Yusuke Miyazawa ymiyazawa3@bloomberg.net
更新日時 : 2009/08/21 19:02 JST
Bloombergからの記事の紹介終わりです。
またではそれ以前にKDBが双竜自動車の支援に乗り出したと伝えています。
▲日経・記事の紹介です▼
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/asia/20090813D2M1302Z13.html
双竜自動車、84日ぶり生産再開 韓国産銀、100億円融資へ
【ソウル=尾島島雄】法定管理(会社更生法に相当)に入っている韓国5位の自動車メーカー、双竜自動車は13日、労使交渉の妥結を受け、84日ぶりに乗用車の生産を再開した。再建への動きが急ピッチで進み始めたが、大型車中心の車種構成で生き残れる保証はなく、外部への会社売却も模索し始めた。
京畿道平沢市の本社工場では同日、主力の大型セダン「チェアマンW」の組み立てを開始。崔相鎭(チェ・サンジン)常務は「20日からは完全正常化し、日産300台が可能になる」と強調した。13日には主取引銀行である韓国産業銀行も構造改革費用として1300億ウォン(約100億円)の融資に乗り出すと発表した。
m(_ _)m日経・記事の紹介終わりです。
リーマン破綻から既に一年になります。世界金融は冬眠から醒めて、民間銀行が債権発行をするまでになりました。韓国の国策銀行がサムライ債を発行し引き受けるのは我邦の金融機関のようです。
G20が終わり今度はG20金融サミットが開かれます。欧州や日本などは米英の『国際金融資本』の規制を実効あるものにしたいのですが、米英は自分たちの権益が侵されるのを認めたくはありません。さてどのような展開になるのでしょう。
『国際金融資本』は国際基軸通貨(ドル)の発行権をもっているので、自分たちの傘下の金融機関に自由に且つ放埒に資本注入を行いたいのです。
それに対して日銀の白川総裁は金融・財政政策を平時の状態に戻す「出口戦略」について『透明で信頼性のあるプロセスが必要』などとは言っていますが、迫力がありません。
ドルを勝手に刷り散らかして、自分だけ良い思いをするのはもうやめろ。なんて言えませんよね(腰抜けですよね。)……。とりあえず言いたいことは言いましたとの金融官僚の自己弁護が聞こえてくるようです。
政府保証で信用強化 サムライ債 復活の兆しhttp://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200908080078a.nwc
ぺこ☆(Unknown)の付録
日韓の地下水脈は何故か何処かでかつながっているようですネ。
↓↓ おもしろいナと 思われる方は、クリックお願いします。
さいごまで読んで頂きありがとうございます。
=> ランキングを見る
(^_^)本記事中の薄青色の文字はクリックしすると、ことばの説明が見られます。また赤紫の文字はクリックすると、Wikipediaが開きます。
朝鮮半島は、朝鮮戦争という「鏃(やじり)」で両目をえぐられてしまった。
そのつぶれた眼窩に嵌められた目が、東西冷戦という義眼だった。
ソ連が崩壊して、このガラス球のめんたまも使えなくなった。
それで湯田屋によって用意された義眼が、支那と東アジア各国との軍事的な緊張関係。