籠の中の鳥は

うちには事務員さんがいないから、紅一点の私が事務員～兼/山の神さん
従いまして、口うるさいお局様～兼／受付け嬢〔こま犬〕

なんて言いながら、一日中事務所の中で生きている。
「あんたは楽じゃわー」相棒のそのひと言が、グサッとくるときがある。
結婚してずーっと、この事務所で生きてきた。
ときに居眠りして、コックリすることもありまするが何処にも行けない。
電話と来客の相手をこなし、注文を取り配達へ伝達・・・の繰り返し。
口の荒いおじさんたちを相手に、楽だとは決して思わない。
楽になりたいとは、いつも思っているがそうそうなれないのが現実。
できることなら、パートで働きに出てもみたい気分になることがある。
ようく考えてみたならば、相棒のそばで365日・24時間自由なのだ。
不服を言ったら罰が当たる。
時間が許せば、ちょっとお出掛けだって出来るからね。

やっぱ、、、籠の中の鳥は、逞しく・ふてぶてしく生きちょりますわ
明日はきっと良いことがある～と信じているから。

ちょうっと前、誰かが言った。
「私は、籠の鳥・・・ではなく籠のブタです。よろしくね」って。
その人も、私以上に籠の鳥でした。
ギョッとした夕暮れなり。

恵まれているのに気が付かない愚か者、なのかもしれないな。
実は、幸せ者なんでするかね。
ありがたや。ありがたや　
仕事がある喜びに、乾＊＊＊杯