ご機嫌いかが?

今日一日どんなあなたでいましたか

.それから~

2009-03-13 23:16:43 | Weblog
専門の病院を紹介された翌日、相変わらず元気の無い母を
連れて、目的地まで車を飛ばした

紹介状とレントゲン写真を携えて、病院の門をくぐり受付を
済ますと、待合室の硬いソファーに腰掛け順番を待った



周りの患者が、独特の姿であると気付くのに、そう時間は
掛からなかった  この場で、はしゃいではいけないと感じた

小型の酸素ボンベを引きずり、鼻にはチューブが繋がっていた
ここが、呼吸器専門の病院だということは、一目瞭然~



元気なのは、病院のスタッフと付き添いの家族だけで
それぞれに何らかの理由を、背負っているようにも見えた


母の順番が来ると、レントゲンとCTを撮るように促された
その間、看護師さんからは質問のアメアラレ…
何しろこの病院は、初めての診察だから仕方がない



検査が終わり、いよいよ診察室へー
ちょっと年配のおじちゃん先生が、眼鏡の奥から鋭い視線を
私と母に向けて投げ掛けた  直球~ストライク!

あんたら何しに来た…そう言わんばかりの、視線に身構えた

先の病院のドクターが、「何をもって、直ったと言うのかな?」
あの、1オクターブ上ずった声のトーンの言葉がダブった



わたしの説明に「入院してないといかんよ、直ぐにでも実家に
帰りなさい」と言い、日向の病院からの紹介状が無いことを
強調しながら責めあぐねた

ポカーンとした
遂には、日向の病院を矢継ぎ早に非難し始めた  強烈!!


=ちょっと待ってよ=

確かに、レントゲンの画像は、誰の目にも重症に写っている
しかし、匙を投げ最初に見棄てたM病院で見せられた画像
よりずっと素敵じゃないのよ  (腹の中は沸騰寸前だ)

そう腹の中で反芻しながら、おじちゃん先生に説明した
だけど~日向の病院の所見が無いのは、何とも弱い我らで
ありました。。。                      



更に驚いたのは、検査も点滴も無事に終わり、医師の説明を
固いソファーに腰掛け待っていた時の事・・・

看護師さんに促され、カーテンの向こうでじいちゃん先生の
口から出た言葉が活かしていた   私も母もぶっ飛びました



「昼になったから、飯を食べて来る 会計を済ませて待合室で
待たせておけ...  後は昼からじゃ~」

そこら辺に居た看護師さんたちは、立ち尽くしていた
「ココで患者さんの娘さんがお待ちです」 恥かしそうに下を見た 

患者より腹の虫かよ~   この場から消えてしまいそうだった
(その後、日向の病院より資料が、FAXにより届けられる)
                       
                        
                       ーまた続くー