ご機嫌いかが?

今日一日どんなあなたでいましたか

それから、それから~

2009-03-15 19:20:57 | Weblog
その前に我が家の婆こと・・・
相棒の母は昨日、病院を退院してリハビリセンターに入所しました

相棒に支えられながら、歩いて病院の玄関まで自分の力で移動して
新しい生活に向かって動き出しました

これから3ヶ月、婆は自分自身との新たな闘いが始まります



病院とはまたちょっと違った雰囲気で、車椅子族がズラリと
居並び、新参者の婆は緊張のドツボに嵌まっておりました

入所申請の折、センターに頭を下げて窮地を助けて貰ったが
さぁ-これからが大変だ 

婆と我等の、長い闘いが始まってしまったとも言えるんだなぁ-




この前からの続きの続き 


私の母は、暫く点滴を続けると言うことになり、翌日も例の
病院に出掛けた  顔は強張り加減だったかも~

その日は、普通に点滴を受けて、診察室へと入って行った
「大変だったんだね よう頑張りなさった」

おじちゃん先生の言葉は、昨日のそれとは裏腹に優しく響いた 
「どうもありがとうございます」母と二人で頭を下げた



そして更に翌日、同じく点滴を受けた後で診察室へ行くと
思いがけない言葉を投げ掛けられた

おじちゃん先生///頼むから言葉を選んで下さいません?

その中身ったら~

「悪くなっているね~薬が効いていない   入院するかい?
脱水も起こしているし、干乾びてるが...」 そう言いながら
おじちゃん先生は、私の方をチラッと見た  …な、何?…



すると! 母は負けてはいなかった

「何が~何処が悪いんですか? それに入院はしません」
「何で?」おじちゃん先生は尋ねた

「嫌!よだきい~」(よだきいとは、宮崎弁で面倒臭いの意味)
私は、唖然となったおじちゃん先生の表情を空かさず見た
=母よ、あんたは凄い 凄すぎる=



おじちゃん先生は、新たにもう一本点滴を用意するよう看護師
に促し、母への入院交渉を諦めた

母の勝ち



帰りの車の中で、母が言った言葉が洒落ていた
「最初から効く薬をくれたらいいのに…」 ウッヒャー 天晴れなり

            

薬と点滴が効いたのか、翌日から起き上がって、若や姫と
一緒に食事を摂れるようになり、少しずつ元気を取り戻した



入院騒ぎの翌日に、おじちゃん先生が点滴中の母に問い掛け
て来たらしい 「もう機嫌は直った?」 キャワイイ~

「本当は好い人なんだろうけど、口が悪いだけかもね」
奇跡の人~母は、日向の病院ではそう呼ばれていたらしい
おじちゃん先生の天敵は、点滴人の我が母だったのか~(笑)

昨日は婆の退院&入所だった為、姫に母の送迎を頼んだ  
「ありがとうね~助かったよ」母は孫にお礼を言っていた



そして今日、外出を許された婆は、相棒に連れられ一時帰宅
で、2ヵ月半ぶりの自宅に帰って来た

婆と母は、久し振りの対面を果たし、お互いを気遣い合った
二人の婆物語。。。気張りやんせ~


あと五回お寝んねしたら、母は実家に帰ります  
元気になれて良かったね~母さん  よく頑張りました  

あと1回点滴したら、おじちゃん先生ともお別れだよ
ちょっと淋しいかも~