ご機嫌いかが?

今日一日どんなあなたでいましたか

家に帰れない

2010-05-12 09:06:16 | Weblog
宮崎県内で発生した家畜性伝染病“口蹄疫”は、今もまだ感染を続けています
全国の皆さまに、実態を知って頂きたく、このような画像を見付けました
どうぞご覧ください   そして、これは事実です 





「朝目が覚める度に、これが夢であってほしい~と思うのよ」 姉は言った
家畜性の伝染病が発生し、なおも感染が続いている都農町で、畜産業を
営む姉の嫁ぎ先に電話を入れた

すぐ近くの畜舎の牛に症状が出て、感染が確認されたばかりだと言う
「もう駄目だわ すでに感染してしまってるかも知れない」~か細い声…

そして、信じられないことを姉は言った  
甥っ子が働きに行くお宅の畜舎で感染が確認され、殺処分の対象になった

精神的にも大変な思いをしている甥っ子に、さらに追い打ちを掛けるような
事態が起こってしまった   家に帰れない… 帰ってはいけない…

家にも近所にも畜舎があり、感染のウィルスを服や髪の毛に付けて
いるからとクレームが来たらしい  唖然とした  これが現場の実態だ

車の消毒はきちんとしていても、人がウィルスを運ぶ~ 
その為に甥っ子は、近所の眼もあり自宅への出入りを禁止されてしまった

畜産関係の家には近付けない  例え身内でもそう易々とは行けない
何と言うこと・・・  もしも具合が悪いくなっても病院にも行けないのか?

終息どころか、昨日もまた感染が確認されている  まだ止まらない
笑顔も消えた  何の為にここまで頑張って来たのか、涙に暮れている

「ガンバレ!」私にはそんな応援しか出来ない  手伝えない 近寄れない
飼っているのは黒毛和牛、競りに四頭出す矢先に起こった  牛に罪は無い

「もう駄目だわ 諦めるしかないんだ」 姉の言葉に胸が詰まった
誰を恨むことも出来ない  今は、ただただ「感染よ止まれ」と祈るだけです

この度、都農町と川南町、そしてえびの市で起こっている、家畜性の伝染病
“口蹄疫”の犠牲に遭われている畜産農家の方々に、心よりお見舞い申し上げます
一日も早い感染の終息をお祈り致しております  どうか、お身体ご自愛下さいませ