久し振りに実家へGo-


母さんが、首を長~くして待っているに違いない
ひとりコンサート

今日は【中村美津子メドレ~】



朝っぱらから名調子でございます


ご機嫌だよ-
日帰り一人旅がゆえに、誰にも邪魔されず気ままなドライブ

R10号の途中左折して、小高い丘の上に向かう
ここからの景色は、晴れていれば最高なオーシャンビュー
なのだけど、今日は雲が垂れ込めているためか、海と空の
区別がつかないようだ。それでも折角だから、刈ったばかりの
芝生の上を下って行った
日向灘(太平洋)の海が一望できる場所~青い海じゃなくても
良いじゃないのよ!
ひとりでトコトコと、ただ写真を撮るだけに歩いている私って不審者?
いいの~いいの

ここは私のふるさとだもの、大目に見て
ここはワイナリーであります
今は仕込み前だからか、ひっそりとしています
レストランと売店ががあるけれど、中には入らず景色だけを
堪能した(恐縮です)
実家に着くと、母の首は長―くなってはいなかったが、案の定
待っていてくれていた
家族の者たちは、それぞれに用事で出掛けていたから
淋しかったのだろう
「お昼前に墓参りを済ませようかね」
大慌てで準備をして、再び車に飛び乗った

実家のお墓からも海が見える
遠くに、美々津の灯台がはっきりと見えている
もう少し海岸に近い場所に行って見ようか~
これから起こる事など、考えもしないで母と娘は坂を下った
日豊本線が南北に伸びるのと平行して、まるで高速道路?
と、錯覚してしまいそうな鉄道高架がわかるだろうか?
ここにはかつて【リニアモーターカー】の走行実験が
行われていた場所である
その名残がこれ~負の遺産であることは間違いない・・・
今はまた何かの用途で使われているのだろうか?
今度調べてみよう

海岸まで行こうとして断念! もう帰ろうかね
ここで右折~なぜか右折を選んだ 道はどこまでも続くと信じて
そう~信じ込んでただひたすら進んで・・・進んだところで

キャー

「ねぇ-、この先道があるの?」

「ずっと続いていて抜けられるはず」

「母よ~道は途絶えた、行き止まりにござ候」

「ヒャ- 昔はあったのに、何で無くなった?」
こうなりゃUターンしかないが、道が狭い分空き地も無い

この私の腕で、バック走行が可能だろうか?

不安が身体中を駆け巡る

母は母で、無口になる・・・
すると後方に軽トラが一台現れた、、、救助隊か?
この先行き止まりなのです

私が見えませんか?
見えているのは確かだが、ちょいと向こうの田んぼで農薬散布が始まった
哀れな私は、何度も切り返しながらバック走行に挑戦開始!
母はいったん車を降り、軽トラの方に歩き出した(そんなに心配かい?)
見てなさいよ~絶対に脱出してやるんだから

バックモニターを見ながら、何とかかんとか脱出を果たす
軽トラの農薬散布隊は、実家のほんの近所のK兄さん親子だった

「誰かと思ったがね~良かったね」

「この世の果てかと思ってしまったよ~脱出成功だわ」
あ~ぁ




無事で喜び、ドジで恥ずかしい私でありました

「帰れるものかと肝を冷やしたけど、無事で良かったぁ-!」
すっかりくたびれ果てた母は、笑っていた
二人で坂道を登りながら、腹の底から笑った
もしかして~遭難するところだったなんて~

笑うしかないよね

ハハハ~
母さん~心配させてごめんねぇ

長生きしておくれよ-


実家から都城へ
ひとりコンサート

帰りは【中島みゆきメドレー】にバトンタッチ

空と海との間には~今日も冷たい雨が降る

君が笑ってくれるなら~僕は悪にでもなる~



あらら...ソウナンデスカ
追伸

掲載画像が暗いのは、このときの私の気持ちの表れでありましょうか?
どうかお見逃しを~~~