ご機嫌いかが?

今日一日どんなあなたでいましたか

ドキドキ。。。 (+o+)

2009-12-12 18:06:34 | Weblog
(*^_^*) 「明日はどれを着ようかな?」 
                  
少女のようにその人は言った    そして、暫く振りに見せた
笑顔満面で、心からのお礼は   「「どうも ありがとう」」



婆の車椅子を押しながら、中庭の向こうの広間へと向かう
長い廊下の先から、婆の息子(My husband)が歩いて来る

さっきまで、新しい服を見て喜んでいた婆と、それを選んだ
鬼嫁の私だったが、急ぎ部屋を出て角を曲ったばかり・・・

私と婆を見た相棒が、キョトンとして聞いた「どげんした?」
同室のお婆さんが、さっきから叫んでいるので二人で逃げた

  

訳のわからないままの相棒を、どうにかこうにか誤魔化して
食堂兼広間の、婆の定位置のテーブルに車椅子を着座・・・

ホッとした婆は、向かいにいたFさんと翁に微笑んでみせた
「新しい服を買って来てくれたとよ」婆ったら豪いなご機嫌です


「あ!そうだわ」あのお婆さんのことすっかり忘れてた

今日、入所したばかりだと言うお婆さんは、私と婆が部屋で
楽しく会話してたら、喚くように叫び出したんだった…(@_@;)

でもね~その前に、男性スタッフが様子伺いに来た時には
黙ってたと思うんだけど、何か気に入らなかったのかしら?



部屋に備え付けの箪笥に、お気に入りを仕舞うとすぐに私は
「あっちに行こう」と婆の車いすを押して、逃げ出したのだった

「あの人ね 誰か呼んで来て!って私に命令するとよ!」
自分の身体のことで精いっぱいの婆は、困り果てた顔だった 



気にはなったが、私がしゃしゃり出てスタッフさんを動かす訳
にも行かず黙っていた  でも、よくよく考えてみると・・・

あのお婆さん、眼を閉じていた割にラジオは大音量だったし
婆と私の話声は、小さな声だったと思うんだけど、耳に触った?

部屋を出る時、入り口の電気のスイッチを切ると、黙ったよ
夕方のうす暗い部屋に、蛍光灯が眩しかったんだろうなぁ~ 



婆の愚痴を聞き終えると「じゃぁ~またね」握手をして帰ったが…
さて~昨夜はキチンと眠れただろうか?  気になる鬼嫁である

同室のお婆さんが、早く苑に慣れますように~  まだ気にしてる

うっそ~

2009-12-10 23:40:07 | Weblog
ある日、事務所にて~

いつにない真剣な顔の事務員は、数字との格闘に大奮闘中
でありました   すると、そこで突然。。。
「臭っ! 何じゃこりゃ~???」 思わず辺りを見た 



「ま・まさか…」キャビネットから書類を出した時、何かあった?
臭い覚えのあるような~~~  (-"-)  いったい何なんだ

何気なく右肩に視線を移した  「ヒィ~」 
か太い?肩に停まっていたのは、小さな小さなカメムシでした



カメムシと言ったって、あの黄緑色のでは無くてこんなの
小さいながらも臭いは強烈です  ヒャヒィヒュヒェヒョ! 

多分~ 芝生の上に植木鉢を置いて、シャッターを押した時
どこからか飛んで来てジッと停まったんだわ  鼻が曲がるぅ



小さなギャングを引っ掴み、表へ出て放った・・・確かに・・・
でもね、臭いがいつまでも持続して、とうとう泣きっ面です

仕事しながら、臭いが沸き起こる度に、上着を脱いで確認す
るも、何にもない  気のせいか? それでもまだ臭いが~



その時、お客さん現る 
「カメムシの臭いしませんか?」と私は聞いてみた すると…  

「うんにゃ- カメムシの臭いどませんよ よかかざがすぃ」
(いいえ カメムシの臭いなんかしないよ イイ匂いがする)



お客さんは、にっこにこに微笑んで、その場でそう言いながら
ドアを開けて出て行った アハハ…アハハ…アハハハハ

その後、私の周りからカメムシの臭いは消えていた 何故?
あのお客さんはもしかして~カメムシ仙人? ま・まさか



幻覚が見えるようになったので、もう寝るんだってぇ~

オッ!冬が来た

2009-12-07 23:46:40 | Weblog
12月~ とうとうこの時期が来た

街にジングルベルが鳴り響き、クリスマスイルミネーションが
あちこちに煌めきだす季節。。。 だが、なぜか空しい感もある

昨年から今年にかけて、色んなことが目の前を通り過ぎて行き
一抹の淋しさを残したまま、時は静かに刻み明日へと続く…



悲しいことが続けてあったが、楽しいこともあった これも人生
そう思わなければ、悲しみの湖に呑み込まれてしまうからね

案外人間は逞しい  誰かにたすけられて生きていけるもの
頼り頼られ「お互い様」を大切に~そんな気分でありました



庭の草取りをしていて気がついた 蕾がほら… 確実に時は
流れ、季節の優しさを教えてくれている  どうもありがとう

そんなこんなで、労働の一日を過ごした昨日の日曜日でした
我ながら、まったりと自由な時間を過ごせたと、感謝~感謝^^



その前日の土曜日、母方の伯母の一周忌法要の為、高速
道をひた走り、晩秋の景色の中を一路故郷へと向かった  

ちょうど今頃の色合いの中を、何度通ったのだろうか~ 
切なさが込み上げては消えて行くのを、ひとり憶えていた



穏やかな日差しの中で、伯母さんの法要が営まれました
遺影を前に、皆それぞれの胸の内で、伯母さんを偲び敬った

あの日あの頃、親戚一同は戸惑い悲しみに暮れていたのだ
だが時間は確かに流れ去り、悲しみを拭って安らぎに変えた



陽が西に傾きかけた頃、都城に向けて出発… 夜は忘年会
法事の後に飲み会だなんて不謹慎? だけどこれもつき合い

仲間たちとの宴は、賑々しく盛り上がり夜が更けて行った
飲み放題の元を取るんだと、溺れるほど割り当てられ飲む-

お昼ご飯をたらふく食べていたので、ある意味“胃袋虐待”
その為~翌日の日曜日は、一日労働と決め込み朝を迎えた



山登りに出掛ける相棒がこう言った「独りぼっちの日曜だね」
いいえ、私は独りじゃない自由人 草取りお婆に大変身!   

やっと、普通に空腹を感じることが出来る人間になりました
伯母ちゃん見てたら笑うだろうな 「腹も身の内よ」ってね   フフフ。。。



さぁ~て ここで宣伝です 枝に下がっているのは
さがらみずほさんの作品 今年(右)と来年(左)のカレンダー

もっと見てみたい方は、ブックマークの欄にさがらさんの入り
口がございますので、覗いてみて下さい  購入も出来ます

手作りの温かみが伝わって来ますよ  お勧めです 



そしてこれは、尊敬するまさちゃんからの、素敵な贈り物です
庭の掃除をした後、ひとり撮影会を開催~ 心ゆくまで撮りました

どうもありがとう まさちゃん とっても嬉しかったです
でも 私の正体を明かすのは、もうちょと痩せてからねぇ  アハハ~  まだ時期尚早 



遂に冬将軍の到来です  この冬 三度目の霜で、皇帝ダリアは姿を消した
昨日はあんなに咲き誇っていたと言うのに。。。  風(風邪)に負けるな  冬が来たぞ~   

翁との出会い

2009-12-04 11:39:36 | Weblog
         青島海岸で出会った、お散歩中のワンちゃん ジッと海を見つめていました  

夕方~
我が家の婆がお世話になっている○○苑に、相棒と出掛けた
ショルダーバッグには、婆へのお土産(着替え)を入れてある

食堂兼広間に車いす族が集い、時間が過ぎるのを待っている
どの顔も、笑いを忘れているのか、表情がやや暗い気がした



「長いこと来なかったからね」~と、相棒がひとこと言うと
「うん、長いこと来てくれんかった」ぽつりと婆が答えた

ちょっと膨れっ面の婆は、私達が来るのを待っていた様子
4~5日振りでも、待ちぼうけには変わりない(ごめんね)

車椅子を押して、長い廊下を通り部屋へと向かって歩いた
その間も、ブツブツと婆の不満と文句は続いていた



「着替えを持って来たのよ 少し派手なの着らんとねぇ~」
鬼嫁が言うと、「わざわざ買って来てくれたのね」婆は喜んだ

黒地に花柄や何やらかんやら、賑やかな模様が描いてある
婆の好みは難しい 合格した鬼嫁…心の中でガッツポーズ!



「そろそろ、夕飯だから食堂に戻ろう」また長い廊下を歩いた
廊下の壁には、入所者のどれもよく似た似顔絵が並んでいる

送迎の運転手さんが描いてくれたとかで、婆も並ぶのだろう  
鉛筆のデッサン  温かみのある絵に、心が和みます



婆の定位置の、向かいの席には93歳のおじいさんがいます
見た目には全然お若いその方の顔に、縦の皺はありません

にこにこと微笑み、よくお話をされます どう見ても70歳代~
夢は【元気になって、もう一度家に戻って生活したい】らしい

「それは無理な願いかも知れないけれど、夢は捨てたくない」
おじいさんはそう言うと、また静かに微笑んで見せた



「ここで生活するからには、クヨクヨしたらいかんよ 努力すれ
ば、かなわない身体もきっと元気になる  何もしなければ 
尚一層~衰えが増す 望みを捨てず、一緒に頑張りましょう」

そして、自分なりの日々のリハビリの仕方を、教えてくれた
だからお若いんだ  目標があるから、負けてられんのよね

「あなたはまだお若い 私よりも一回りも若い 元気出して」
婆ときたら、罰が悪そうに下を向いていた  あらら~だわ



重みのある有難い言葉だが、婆は相変わらず下を向いていた
もっと笑え~と言うその人に、ちょっと不満だったのか?

それでも、教えて貰った体操グーパーをコッソリ実行中
先輩の意見は有難いものだ ねぇ~婆ちゃん婆が笑った 

奥様を今年の2月に亡くされて、当時は落ち込んでいたけれど、ここに来て一念発起!
≪自分の身体は自分で守るぞ≫ 今は、運動と歌を歌う事、そしてみんなとお喋りをすること
それが生き甲斐よ~と仰っていた  (これぞ日本男児! おじいちゃんカッコイイ)

「何もしないで時間を過ごすのは勿体無い ここで一緒に頑張りましょう」有難いお言葉です
能楽の翁のお面そっくりに、優しい顔で微笑まれました  どうもありがとうございます


        宮崎・青島亜熱帯植物園内 ブーゲンビリアのオブジェです

                           =お断わり:画像と本文は関係ありません=

忘れていました

2009-12-01 23:52:51 | Weblog
カレンダーが、今年最後のページになった~と感心しながら
事務所の壁に掛かったそれを見て、ギョッと固まってしまった



赤ペンで「国立病院」と記されたその意味は。。。   あ!
も、もしかして…今日は診察の日だった?  え~そうなの?

   でも~もう遅い!  

気がついた時は、既にお昼過ぎてたし- \(◎o◎)/!
明日病院に電話して、改めて診察日を決めて貰おう~っと



まったくもう  
いったい何をしてたのさ、しっかりしてくれよなぁ~私

開き直ったらスッキリとなった   アハハ・・・ 
~と言う訳で、明日のことは明日考えよう  さぁ- 寝るぞ!    イイ夢見たら教えるね