ライジングR 11〜14巻
漫画、藤原さとし
自衛隊レンジャー漫画。
10巻でレンジャーになった甲斐。
登山客で賑わう王峰山が噴火。
緊急召集された甲斐は自主派遣として急行。
甲斐が乗った航空隊のヘリを操縦してる1人は
候補生時代の同期 神崎だった。
県の派遣要請が出ていないため
着陸できないかもと危惧されたが
現場到着ギリギリに正式な派遣要請が出る。
(自衛隊の上司が頑張った)
要救助者捜索任務を始め
山中で発見した1名。
死亡してないなら搬送して医師へ
死亡しているなら現場に残して警察へ
という場面。
どうしても置いていく決断ができない甲斐に
他のメンバーも同意し搬送するが
死亡が確認される。
生存者の救出には至らず夜を迎える。
翌日の捜索再開に向け体力と精神の回復に
努めようと思う。
しかし、
レンジャーは人の死に接することが少なく
状況確認のためにSNSも確認しなければ
ならないため、精神が削られる。
夜が更けるごとに焦燥感と身動きできない
歯痒さに苦しむ隊員たち。
白熱するSNSに自衛隊を応援する声も
混じり始め、SNSのバトルも激しくなるが
その応援の声に隊員たちは救われる。
そして、甲斐が合コンで会った朝比奈が
登っていたことがわかり、
ギリギリまで生配信されていた山荘に
向かうことを許可してもらう甲斐と西。
合コンメンバーがSNSグループを作り
甲斐と西に朝比奈を助けてと言う。
2日目捜索。
大師堂山荘 生存者発見出来ず、
茗荷谷山荘 生存者発見出来ず、
石窟山荘 山荘付近にヘリを着陸出来ず。
甲斐たちは
おはち山荘に到着し、
その惨状を目の当たりにする。
その時、
石窟山荘に向かったレンジャーたちが到着。
生存者を発見する。
その生存者たちは、
如何にして助かったのかの話が始まった
ところで以下次巻。
この漫画では、
レンジャー(自衛隊)は医師や消防より
人の死に接する機会は少ないこと、
接する時は沢山の死と向き合うことになること
が多いことが書かれてます。
レンジャーの厳しい現実が明らかになっていく
物語に突入して、読んでいてしんどいですが、
物語だけど知れて良かったと思います。
なので、続きも読みたいと思います。
SNSグループを作って自分の友達を優先的に
探してもらいたいと思う気持ちは分かるし
そっちの立場なら私もやるだろうなと思うけど
精神的に削られてるだろうタイミングで
甲斐と西を気遣うことなく朝比奈のことだけを
ぶつけてくるのは ちょっと嫌だなと感じて
しまいました。
もちろん、
甲斐と西はそんなこと感じないで
朝比奈のことを心配するんだけどね。
その状況になったら、
気遣いとか吹っ飛んじゃう気持ちも分かる。
難しい問題だなと思いました。