パパと親父のウチご飯
途中から同時連載中されてたスピンオフ。
漫画、豊田悠
“チェリまほ”と同じ作者さんと
知らずに読んでました。
通称“チェリまほ”と呼ばれてる
“30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい”と
同じ作者さんの漫画なんですが、
タイトル的にも勘違いしそうですが、
BL漫画ではありません!!!
知っても知らなくても素直に読める
山あり谷ありなほのぼのホームコメディです。
読んでてあったかくなります。
そして、食べたくなる料理がいっぱい。
大事なのでもう1回書いておこう。
BL漫画じゃないです!!!
“チェリまほ”読んだことないんですけどね。
ドラマはAbemaで一応見ました。
あちらはほのぼのBLでした。
“パパと親父のウチご飯”って
誤解されそうなタイトルだけど、
すごい健全で優しいお話です。
匂わせも全くなく、
友情ともちょっと違うような
突然、4歳の子どもを1人で育てることになった
2人のシングルファザーがルームシェアして
協力しあって子育てしながら
親として成長していくという
ほのぼのな中にしっかりした話の漫画です。
片方は整体師で、
元カノが貴方の子どもだから
ちょっと預かってと連れてきた女の子を
突然育てることになった千石くん。
(子どもの存在は知らなかったけど、
身に覚えはあったから了承した。)
口は悪い(汚い言葉は使いません)けど
何でも本音でお人好しなとこがあり
子どもたちの為に料理がどんどん上達する。
片方は漫画編集者で、
奥さんと離婚して男の子を育てることになった
穏やかな性格だけど溜め込みがちで、
料理は苦手、包丁が怖い晴海さん。
奥さんは再婚してる。
実家に帰ってこいと言われてる。
千石くんの娘のあいりちゃんは
母親が仕事のために海外に行ってる間
初対面の父親に預けられる。
気の強い少し我儘で好き嫌いがハッキリしてる
女の子だけど、千石くんにも心を開いていき
千石くんを“オヤジ”と呼び慕っていく。
晴海くんのことは“パパさん”と呼ぶ。
晴海くんの息子のせいいちろうくんは、
無口で何を考えてるかよくわからないけれど
ゆっくり待ってあげれば、
しっかり考えてちゃんと言葉にできるし
周りの人の気持ちに敏感で優しい。
途中、母親が強引に引き取りにこようとするが
父親を選ぶ。
晴海のことは“パパ”と呼んでて、
そういや千石ことは何て呼んでたっけ
けっこう名前呼ばずに乗り切ってる感じ。
シングルファザー同士でルームシェアなんて
最初は上手くいかなかったり、
風当たりが強かったりして、
色んなことが起こるけど、
一つ一つ根気よく対処して解決していき、
子どもたちにも
『変な家族だけど楽しい家族だ』と
言える千石くんはカッコいい。
父親2人が子ども2人を
分け隔てなく接してるのもいいなと思います。
(そのせいで子どもたちは
“自分のお父さんなのに!”と
なったりもするけど、それもまた可愛い。)
ストーリーの方もしっかりしつつ、
子どもとの絆を深めていくのに
一緒に料理をしていくので、
子どもも手伝える凝りすぎてない
参考になるレシピが沢山ありました。
最後は子どもたちが学生になり、
子供の頃は一緒に住んでたってホント?と
友達に聞かれてて、
ルームシェアは解消しちゃったんだなぁと
寂しく思っていたら、
別々に暮らしていても
一緒にご飯食べたりしてて、
今でも4人は家族だとお互いに思ってることが
分かるようにしてあって
良いお話だったなぁとしみじみしました。
途中から同時連載中されてたスピンオフ。
パパと親父のウチ呑み
こっちは、お酒好きな父親たちが
子育てに追われて飲みに行けないので、
子どもたちが寝た後に
子どもが好まない大人味のツマミを作り
ウチ呑みをするというお話。
こっちの方が、よりレシピ漫画って感じです。
ありがたく作らせてもらってるレシピあり。