TRUMP 4巻(全5巻)
原作、未満健一
漫画、はまぐり
吸血鬼漫画。
吸血種と人間種で住み分けている世界。
混血はダンピールと呼ばれ繭期(思春期)まで
生きられず、どちらの種からも厄介モノとして
酷い扱いを受けている。
吸血種は繭期になると通う学校に
入ることになったダンピールのソフィは
勝ち気で精一杯に生きる心の強い男の子。
皆がソフィを遠ざけるか蔑むかするなか
名門デリコ家のウルだけはガンガンに近づいて
何かと世話をする。
ソフィとウルは喧嘩するが、
ウルは相変わらずソフィを追い回すし
ウルの兄ラファエロはソフィに
ウルに近づくなと繰り返す。
同じく名門家のアンジェリコは
ソフィ(ダンピール)の存在が許せないし
ラファエロのこともライバル視している。
繭期の症状が強く出て苛々するアンジェリコは
自分を慕う学生たちを吸血し
イニシアチブで従わせ
ウルとソフィを捕まえて
ウルを吸血しソフィを殺させる計画を立てる。
しかし、ソフィと転入生しか捕まらず
転入生を吸血してソフィを殺させようとするが
そんな混乱したとこにソフィが捕まったと聞き
飛び込んできてしまうウル。
アンジェリコは大喜びして
最初の計画に戻そうとするが
転入生に阻まれ驚く。
何と転入生はある任務のために
吸血種のフリして潜入してた人間だった。
ウルを守りたいラファエロも来る。
アンジェリコはイニシアチブを
発揮しようとするが、
ソフィの“やめろ”というイニシアチブが上回り
それを見たウルが
やっぱりソフィが『TRUMP』なんだ!と喜ぶ。
そして、ウルはソフィに
自分を助けてくれと詰め寄るが
ソフィは自分はTRUMPじゃないと言い張る。
そしてウルは自分がダンピールであることを
告白する。
そして死にたくないと。
それを回避できるのはTRUMPだけだと。
兎に角その場は逃げ切り、
先生方とかにより収められる。
ソフィは本当にTRUMPなのか!?
というような感じで次巻最終巻です。
途中、TRUMPっぽい扱いをされてたアレンは
人間の女性ルルミナを身籠らせちゃいますが
こちらもどうなるのやら。
舞台を漫画にしたものなので、
舞台なら映えるだろうなと思う展開が
てんこ盛りです。
舞台って悲劇が映えるイメージがあるので
どうなっちゃうのかなぁ。
もうソフィがダンピールで
ウルと永遠に幸せになったらいいよと思うの
ですが、そうならないのかなぁ。