日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

王ヶ頭ホテル

2020-06-21 07:00:00 | 温泉・宿

王ヶ頭ホテルは「雲上のリゾート」として長野県美ヶ原高原の中にあるホテル。

ロケーションもさることながら食事も良いとのことで、なかなか予約が取れないホテルだったが、たまたまキャンセルがあり、泊まることができた。

このホテルは自然保護区域内にあるため、車で行く場合は直接ホテルまでは行くことができなく、麓にある駐車場に車を置き、宿の送迎を利用することになる。

 

 

駐車場は他にもあるが、美ヶ原山本小屋駐車場を利用させてもらった。

送迎バスでホテルまで行く間の風景も感動ものだった。

見えるものは一面の緑の草原と放牧されている牛、他には何もない、ただ大自然があるだけだった。

この風景だけで満足していたのにホテルに着いてスタッフの方たちのあたたかい出迎えがさらに嬉しかった。

 

 

ホテルはおしゃれな山小屋風でインテリアにも凝っていた。

部屋に案内されてからすぐにホテルの周辺を散策してみた。

部屋に入っているのがもったいないと思うほどの素晴らしい自然だったから。

おかげで雲海もきれいに見えた。

玄関の前のテラス席に座ってお茶を飲みながら、一刻一刻変わっていく山の様子を見ているだけでも気持ち良かった。

 

 

 

食事は和懐石になっていて、美味しくて見た目もきれいだったし、地元の食材をふんだんに使ってあった。

とても山の上だと思えないほどの評判通りの素晴らしい料理だった。

 

 

 

お風呂は温泉ではなかったが広くて四方がガラス張りだったため、回りの山々見え、お風呂に入りながら雲海を見ることもできた。

 

翌日はホテル独自で工夫を凝らした催し物をたくさん用意してあった。

朝の王ヶ頭までのウォーキングやラジオ体操、植物観察などがあり、自由参加となっていた。

こういった宿泊者へのサービスも嬉しく、スタッフの心遣いが感じられた。

 

 

 

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スペインで最も美しい村 サンティジャーナ・デル・マル

2020-06-20 07:00:00 | 海外旅行

世界には美しい村というのがたくさんあり、フランスを中心に日本も含めて6ヶ国が「最も美しい村」協会に参加している。

そのうちのスペインで最も美しい村の一つにサンティジャーナ・デル・マルがある。

サンティジャーナ・デル・マルはスペイン北部サンタンデール州の州都サンタンデールから西へ30kmほど内陸に入ったところにある。

スペイン語でマル(mar)は海、でもここには海はないのが不思議。

中世の雰囲気が残り、ゆっくり歩いても半日ですべて回れるような小さな村だが、ヨーロッパでは有名な観光地として知られているようで、パラドールも2軒ある。

美しい村と言うよりもかわいい村と言った方がぴったりするようなところだと思う。

 

 

村の中心にはサンタ・フリアナ修道院があり、その回りを石畳でできた迷路のような道が囲んでいる。

 

 

[サンタ・フリアナ修道院]

 

ここだけが中世のまま取り残されているような雰囲気で、石造りの家の入り口には紋章が付いていたり、通り沿いの家のバルコニーはすべてが花で飾られていた。

そのうちの一軒の家にエアープラントがたくさんあったので、話を聞いてみた。

数年前に南米から誰かが持ってきたエアープラントが増えて、それを村の人たちで分け合った。

それで今ではほとんどの家に大きくなったエアープラントがあると言っていた。

ここまで大きくなるには数年かかるらしい。

少し分けてくれると言ったが、持ち帰れないからと断った。

 

[エアープラントがたくさんぶら下がっている家]

 


観光地なので、土産物屋やレストランも多くあるのだが、それらが全く派手な様子がなく、全体が落ち着いた街並みとなっていた。

 

[昼食をとったレストラン]

 

[街の様子]

 

[泊まったホテル]

かわいいホテルで、中の調度品なども歴史あるものが多かった。

 

 

街並みを歩いているだけで満足していたが、その中に「拷問博物館」というものがあった。

個人の家のような感じだったが、入り口には中世の騎士の甲冑を着た人形が立っていたので、面白そうに思い入ってみた。

拷問の道具がたくさん展示してあって、中には目をそむけたくなるようなものまであった。

良く考えてみたらこの村にはふさわしくないような気がした。

でも、館主と話してみたらすごく陽気な人だったので、中世をイメージしているこの村に遊び感覚で造ったのかもしれないと思った。

 

 

 

また、この村の郊外には有名なアルタミラ洞窟があり、今は博物館となっている。

そこまでの交通機関はないと言われたが、せっかくここまで来たのだからと、歩いて行くことにした。

30~40分ほどの道を歩きやっと立派な博物館に着いた。

現在、洞窟と壁画はレプリカとなって博物館の中に実在の洞窟のように造ってあった。

保存するためにはしょうがないのかも。

 

[アルタミラ博物館へ行く途中の道から撮った風景]

 

[アルタミラ博物館]

 

 


次の日にはサンティジャーナ・デル・マルから更に西へ20kmほどの場所にあるコミージャスという街に行ってみた。

ここもスペインの美しい村の一つで、ここへはバスが出ていた。

コミージャスにはアントニオ・ガウディ作のEl Capricioエルカプリチョ(気まぐれの家)がある。

正にガウディの建物といった感じで一見の価値がある。

今はミニ博物館のようになっていて、中を見学もできる。

 

 

 

[エル・カプリチョ]

 

 

 

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タイザンボク

2020-06-19 07:00:00 | 植物

梅雨の時期、大きな光沢のある葉の付いた木の上の方に大輪の白い花が咲いているのを見つけたら、多分それはタイザンボクだと思う。

 

 

 

タイザンボクの花は上を向いて咲くので、見上げなければ気づかないかもしれない。

漢字では「泰山木」と書くが、「大山木」の文字を使うこともある。

両方とも大きいという意味でその漢字を使っているのだと思う。

そのことから中国の木かと思うが、原産地は何とアメリカで、南部アメリカを代表する木であり、ミシシッピー州の州木となっている。

英語名は「サザンマグノリア」。

マグノリアはモクレン科の植物の総称で、モクレン、コブシ、ホオノキ、オガタマノキなどいずれも香りの良い花となっていて、香水の原料にもなっている。

 

 

 

近所の公園ではたくさんのマグノリアが植えられていて、春先からコブシ、モクレン、シモクレンなどが咲き始め、オガタマノキとホオノキと続き、最後にタイザンボクが咲く。

その間に公園内では「マグノリアコンサート」と名付けられた小さな演奏会が毎年開かれている。

 

 

 

 

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北海道ガーデン街道

2020-06-18 07:00:00 | 国内旅行

帯広から富良野を経由して大雪まで全長250kmの間を結ぶ街道は「北海道ガーデン街道」と名付けられ、この間にある観光ガーデンを巡るルートが人気となっている。

すべてのガーデンが個性溢れた庭造りをしているので、それぞれが違った魅力がある。

そして自然が相手なので、行った季節が違えばまた別の顔があるので、花好きの人ならば何度行ってもまた行きたくなる場所だと思う。

 

 

「紫竹ガーデン」


帯広にあり、紫竹おばあちゃんと呼ばれている女性が自分の庭をお花畑にして、野原のような風景に仕上げたいとして、すべて無農薬で見事な庭に造り上げたガーデン。

 

 

 

 


「六花の森」


中札内村にあり、有名な「六花亭」が運営していて、お菓子の包装紙に描かれている山野草を中心に、広大な土地の中に小川が流れていたりして、自然そのままの景観に、ギャラリーやカフェなどのある庭園。

 

 

 

 

 

「上野ファーム」

 

旭川にあり、農業だった両親が田んぼのあぜ道に花を植えて、景観を少しでも美しくしようと努力する姿を見た娘の上野砂由紀さんが、イギリス留学後にガーデナーとして造り上げたガーデン。

 

 

 

 

 

 

 

「風のガーデン」

 

新富良野プリンスホテル内にあり、テレビドラマの舞台となった有名な庭。

ここがガーデンブームの始まりとなったのかもしれない。

「自然の中の庭」をテーマに、この庭も上野ファームの上野砂由紀さんが造った。

 

 

 

 

 

 

ガーデン街道には入っていないところもある。


「陽殖園」

 

滝上町にあり、園主の高橋武市氏が約60年以上かけてたった一人でこの広大な山を造成し、人工的に自然を再現する花園を造っている。

広さは約8ヘクタールもある。

他のガーデンとは少し趣も違っていて、庭と言うより山という感じがする。

ガーデン街道からは距離があるため、観光客による賑やかさがなかったので、山歩きをするつもりで歩いてみた。

行った時は少し時期が早かったためか、誰もいなく高橋さんが一人で接客していたので、色々と話をすることができた。

 

 

陽殖園で咲いていた花

 

 

 

 

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玉梨温泉共同浴場

2020-06-17 07:00:00 | 温泉

奥会津は温泉の宝庫で、金山町だけでも7つの温泉がある。

そのうちの一つ、玉梨温泉は小さいながら湯量が豊富らしい。

 

国道400号線沿いに流れている野尻川をはさんで玉梨温泉と対岸には「恵比寿屋」という宿と八町温泉共同浴場「亀の湯」がある。

源泉は玉梨温泉共同浴場とと恵比寿屋が玉梨温泉で、「亀の湯」は独自の源泉らしいが、最近湯量が少なくなり、玉梨温泉から分けているらしい。

 

 

近くには新装してきれいになった温泉施設の「せせらぎ荘」があるので、脇面に掛かっている「玉梨温泉共同浴場」の看板がなければ物置か倉庫だと思って見過ごしてしまいそうな小さな湯小屋になっている。

 

 

共同浴場は無人で、入ってみると正面に注意書きやらたくさん書いた物が貼ってあり、壁にお金を入れる箱が掛かっていた。

右が女性用、左が男性用のお風呂になっていて、それぞれ簡単な脱衣所と湯船だけの浴室があるのみだった。

湯船はコンクリート打ちっぱなしで、洗い場ともども温泉の成分で茶色くなっていた。

壁には造花が飾ってあり、地元の人が手入れをしてこの素朴な温泉を維持しているのが分かるような気がした。

鍵を掛けることもできず、いつ誰が入ってくるか分からないので、のんびりと浸かっていられなかった。

でも、表面にはうっすらと油膜があり、少し濁ったこの温泉は珍しい炭酸泉となっていて、とても良い温泉だと思う。

そして、湯上がりはなかなか汗が引かなかった。 

 

 


近くには「幻のあおばと豆腐」を売っている「玉梨とうふ茶屋」がある。

“あおばと”とは枝豆のことで、こだわりの豆腐はもちろんのこと、豆腐ドーナツもおいしくて、行った時にはいつも買って帰ってくる。

 

 

 

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