早稲田大学 横浜稲門会 ブログ

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10月俳句会ご報告

2023年10月15日 16時11分13秒 | 俳句会

10月14日 俳句会10月例会を行い、欠席投句を含む、10名分30句で選句を行いました。

 高得点句及び作者名は以下の通りです。

 作句コメント及び選評は、代表世話人の小板橋泰山(俳人協会会員・全国結社「万象」同人)が担当。

 3点句 人ふつと消ゆ澄みわたる空残し  作者:吉仲洋子 故榎本義子さんを追悼

 (作句コメント)毎月の土曜日、横浜稲門会。午前中は英語で話そう会、午後は俳句会。作者と 榎本義子さんは両方に参加して、英会話と俳句を楽しんでいた。自宅が同じ方向であったこともあり、 俳句会のあと、よく二人で一緒に帰宅したという。その榎本さんが7月18日に急逝された。本当に急な 出来事であった。作者は秋の澄み切った空を見上げて故人をしのんだのであろう。

3点句  秋光やシャッター街に影曳いて  作者:原田由紀子

 (選評)季語の「秋光」は、陽光の明るさをこめて、秋の風光を賞美する言葉として使われる。 かつては賑やかであった商店街がシャッター街に代わってしまった例は、残念だが、近所で多く見られる。 さびしいシャッター街にも、明るい秋の光が当たっている情景を表現した。

自薦句は次のとおりです。

稲穂波稲作伝ふ弥生墓に       稲垣庸子

行く秋や猛暑の疲れ癒えぬまゝ    陽子

北に向け群れ飛ぶ鳥や鱗雲      川崎辰雄

涼新た句座に新人加はりぬ      小板橋泰山

目蓋閉じた音すら聞こゆ秋の夜    KS

秋晴れやビル解体の音響く      立木欣吾

園児らと踊るママ・パパ秋茜     田中とき子

酔芙蓉麗しき人思い出し       三ツ堀哲宗


次回11月11日(土)の句会の兼題は

①冬めく②小春 の季語から最低どちらか一句を作成して下さい。

俳句会は新会員を募集しています。俳句経験不問です。

※代表世話人小板橋泰宏氏入院等の事情により本年11月から来年1月までの俳句会は中止になります。再開の際はブログでお知らせいたします。

以上    立木記

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