言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

「コスタリカ方式」という名前を使うなら、見習ってほしいコスタリカの選挙制度

2015-09-07 22:15:21 | 言いたいことは何だ

学んでほしい民主主義先進国コスタリカの選挙制度



以前、コスタリカの本を読んで、日本も学んでほしいなぁ・・と思ったのがこの国の選挙制度




コスタリカは軍隊を捨てた国。日本と同じく平和憲法がある。
軍事費をなくし、その分、教育や医療に税金を充てている。
それは、教育こそが発展の源泉、民主主義の根幹であるという思想が徹底しているから・・。ただ、貧しい国なので国家予算も少なく、まだ多くの問題点はあるのだが、医療も無料といううらやましい国である。
 
<学んでほしい選挙制度>
コスタリカの選挙は・・選挙=民主主義=平和=幸福という構図。
日本でいわれるコスタリカ方式とは、全く違うものである。
「コスタリカ方式」という名前を使うなら、コスタリカの選挙のあり方を、見習ってほしい。
以下、コスタリカにおける選挙の特徴
 
①司法、行政、立法の三権から独立した第4権としての選挙最高裁判所(TSE)があり、選挙に関して厳しい公正さを保つ。
 
政党や候補者の審査、選挙の実施、得票数と当選者の確定、
選挙違反の検挙など・・あらゆる権限がTSEにゆだねられている。
 
②子どもたちによる選挙の手伝い
すべての政党で、子供たちが選挙や選挙運動に関わっている。
選挙集会には、弁士のほかに、ミュージシャンや演劇などもあり、そこに子供たちも顔を出す。投票所では子供たちが受付の手伝いを・・。
 
選挙はお祭りであり、楽しいものとして参加する。こうして、多くの子どもたちは、
民主主義と選挙を身近で大切なものとして学ぶ。
 
③子どもが作る模擬選挙
国政選挙に際して行われる「未成年者投票」のこと。
選挙権を持たない17歳以下の子供たちが本物そっくりの投票用紙を使って、本物の大統領候補に実際に投票する。その結果は、きちんと本物の選挙速報でも報じられる。未成年者の動向が注目されるの意義深い。
「子どもたちが小さいころから、自分の権利を行使することを学ぶために、この制度は重要です」と言う母親が多い。実際に子供たちも、政治を監視し、問題意識を大人と共有するようになるそうだ。
 
日本でも教科書だけで学ぶのでなく、こうした選挙権を行使することを身近に学ぶ機会がほしい。
 
④選挙立候補者の供託金は無料
日本は600万円異常な高さである。日本の場合は、特定のお金持ちしか立候補できないことになる。

各国の供託金との比較はこちら↓
http://www.kyudan.com/opinion/kyotakukin.htm

実際供託金の無い国、アメリカ、フランス、ドイツ、イタリアや上記の金額の少ない国で国政選挙の度に問題が起こっていると言う報告はありません。 日本だけ問題が起こる可能性があると言うのは詭弁です。 これも現政権党の自民党が保身のために供託金を吊り上げ、ますます新政党や新人政治家が出来にくくすると同時に、小政党や無所属を排除しようとしているとしか考えられない。(上記サイトより一部転載)
 
⑤議員の再選禁止
国会議員は連続して立候補できない。選挙で選ばれた任期を終えると次の選挙には立候補できない。これは、地元と国会議員の癒着を防ぐことを目的とした方式であり、50年ほどの歴史がある。
 (候補者の延命のためのご都合主義から生まれた日本の選挙の実情を「コスタ
リカ方式」と呼ぶことは、その目的からして、コスタリカの選挙制度とは大き
く異なり、明らかな誤りである。)

 
 
民主主義や選挙制度を学ぶには、日本だけを見ていてはなかなか進歩がありません。外国に目を移し、民主主義の手本と言われるコスタリカから、日本の選挙も積極的に学びたいものです。
 
****************************
 
最後にコスタリカのアリアス元大統領(ノーベル平和賞受賞者)のことばを・・・!
日本は、コスタリカと同じような平和憲法から出発したにもかかわらず世界屈指の軍事大国になっています。)
「私が日本に求めるのは、日本にしかできない役割。アメリカは経済的、軍事的にも超大国だが、モラル面ではリーダーと言えない。それに代わるべきが日本。(日本政府は今、平和的な意向とは逆行しているが)
これは正しい、良いと思うようなことを日本国内で、いろんな人がどんどん意見として発表していくことです。
平和主義は平和を理想とする人々が増えるかどうかにかかっている。人間にとって最悪の投資は武器の購入であって、武器は持つだけで人間が人間でなくなっていくのです。その国を荒廃させてしまいます。
この世界に価値あるものはいろいろありますが、少なくともそれは軍事力ではない。21世紀の人類の平和にとって積極的な一歩は、軍縮に向けての活動です」
 
安倍総理に聞いてもらいたいですね。
武器の輸出に資金援助を・・また輸出した武器を相手国が使いこなせるよう訓練や修繕・管理を支援する制度なども整えるというのですから・・・・。
日本は、なんという恐ろしい国になってしまったのでしょう。
 

 
 参考文献
『平和ってなんだろうー軍隊を捨てた国コスタリカから考えるー』
足立力也 岩波ジュニア新書
『コスタリカを知るための55章』国本伊代 明石書店
『軍隊のない国コスタリカ』早乙女勝元 草の根出版

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山形市長選告示 自公敗北なら安保法案がフッ飛ぶ大激震に・・日刊ゲンダイ

2015-09-07 22:03:41 | 言いたいことは何だ

山形市長選告示 自公敗北なら安保法案がフッ飛ぶ大激震に
                                  2015年9月7日


イメージ
    地元の選挙に遠藤五輪相も必死(左)吉村知事が梅津氏を全面支援(右)

 仙台市議選、岩手県知事選と安倍政権を追い詰める「みちのく選挙」。天王山ともいえる山形市長選が6日告示された。遠藤五輪相の地元での与野党激突、しかも投票日は13日。どちらが勝つか、自公が14日の週の成立を目指す安保法案の審議に影響を与えるのは間違いない。

 市長選は、民主・共産・生活・社民推薦の元防衛官僚、梅津庸成候補(48)と自公推薦の元経産官僚、佐藤孝弘候補(39)の事実上の一騎打ち。梅津氏の出陣式には、吉村美栄子山形県知事や現職の市川昭男山形市長が駆けつけ、3000人が集まった。現地で取材しているジャーナリストの横田一氏がこう言う。

「3000人という人数は、国政選挙を含め山形市内で行われた出陣式で過去最高だそうです。山形市は『平和都市』を宣言している。梅津さんは『山形から安倍首相の暴走を止める』と安保法案を争点に打ち出し、国連の軍縮会議を誘致する政策を掲げています」



コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BIGLOBEニュースより:安保法案に反対6割 JNN

2015-09-07 08:05:31 | 言いたいことは何だ
安保法案に反対6割 JNN  (2)


http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0907/3342291333/41072_news2581058_6_thum120.jpg

安保法案、6割が今国会成立に反対 JNN世論調査



TBS9月7日(月)6時45分
政府・与党が14日の週にも成立させたいとしている安全保障関連法案について、6割の人が今の国会での成立に反対していることがJNNの世論調査で分かりました。調査は、この土・日に行いました。それによりますと、安倍内閣の「支持率」は前回の調査より1ポイント上がって47.1パーセント。[ 記事全文 ]
********************************************************************************************
  それにしても自民党国会議員各位は、どこを見て政治をしているのだろうか。などといっても始まらないのだろうが、しかし総裁選に当たって公認外しをされるからと新たな候補者の推薦人にならないとは全く情けない。あなた方は、誰によってえらばれたのだ。国民を向いてないなら、辞めてもらいたいな国会議員は。
 もっとも、自民党員でないものが何を言っても無駄だと思っているのだが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする