今時期、旭川市内のトンボの翅にはほぼ90%の確立で寄生蜂が付いています。恐らく成熟する頃に取り付くと思われますが、寄生するトンボは種類も性別も関係なく、イトトンボ類にも付いていますので、トンボなら何でもいいようです。このカワトンボ♂の翅にはかなりの数が付いていますね。実はこれ、ほとんどがペア(カップル)で、トンボの翅が彼等の出会いの場となっているようです。
オニヤンマの終齢幼虫は羽化に先立って、5日~7日間ほど半陸上生活を送ってから羽化することが知られていますが、自然下ではなかなかそのような場面に出くわすことはありません。そんな上陸幼虫を今回、初めて観察することができました(まあ、飼育下ではあたりまえの光景なのですが・・・・・・・・)。 全く動かないので「もしかして死んでる?」と思い、翅芽の辺りを触ってみると、ものすごい勢いで反り返り「触ってんじゃねぇよ!!」とばかりに、腹部先端の棘で一撃されてしまいました。いや~びっくりした~、ごめんなさい(汗)。