平成26年8月24日(日)昨日、大変うれしい連絡が勤務先より自宅に戻ったとき愛妻が聞いていた。それは、同じ町内会で大変親しくしているおじいちゃん(小西 有さん(たもつ 84歳)からの一報だった。このおじいちゃんは、大工さん、建具屋さんと木工の大好きな方。しかも、今回尋ねてお邪魔することになった私、正午すぎいつものデジカメ&ハイビジョンカメラを片手に小雨交じりの中、ご近所である「小西邸」立派な家に到着。
本宅の離れには何か珍しい「人の目を引きつける」3坪ぐらいの建物発見!民芸品店、モンゴル・ゲル(遊牧民の家)に思えるイメージ早速中にお邪魔させていただいた。体、心も大変落ち着く時空を超えた空間?現役の大工さんを辞められて制作され大変ご近所や町内会でも好評判。この珍しい建物のネーミングは「有貴亭」と命名されている。おじいちゃんにこの「有貴亭」とはどんな意味と尋ねることから話題は軽く2時間少々尽きることなく展開。後からじっくりとミニチュア制作の小西厚樹(あつき)さん88歳、とても高齢であるがご両人とも共通しているのは「大工さん」木工で制作されるのが大変お好きのようである。
「有貴亭」とはどんな意味?軽食、喫茶、飲食と思われるがザックバランにいうと気の合ったものが好きな時集まって「好きな話」をする場。ネーミングの「有」は、おじいちゃんの名前1文字「貴」は、奥さんの名前1文字ということである。そうこうしている間、気を遣ってコーヒーの準備をしてくれるとても優しいおじいちゃん。喫茶店や家で飲むコーヒーとは味は同じようでもこの変わった空間で飲む1杯のコーヒーは何とも不思議な味がするようだ。座って周りを見ると珍しいものが沢山配置してあり、「昭和」を思い出すようなこの光景、さすが建具屋のおじいちゃんであるように小さな建物の中にいたるところに「建具のミニチュアー」がしてある。
立派すぎるほどの大きな銘木のテーブルを囲むように10人程度座れる位のスペースがある。その中央より少し奥側に「五重の塔」のミニチュアが立派過ぎるほど目に飛び込む光景!呆然とする。今回で2回目のお邪魔であるが1か月ぐらい前はなかった。この制作物こそ安佐南区沼田町の元大工小西厚樹さん(実兄)が制作された複数作品の内の一作品なのである。おじいちゃんは、ここにはないが兄の家には沢山飾ってあると語る。先日、ここで知人など35人が集い(当然中には全員はいれない)大変にぎわったといわれる。
ミニチュア制作でいろいろ話題になり、取材や報道紹介されるおじいちゃんの兄、小西厚樹さん、ここにすでに倉庫に保管されていたものをあわせると8作品はある。寺院のものが多く、歴史上の寺院もあるほど。よく観ると小さな小細工が無数にあり、実物大を建立するより一際難しそう。小さな窓から覗き込むと奥の和室に掛け軸かでミニチュアぶり、こんな繊細なことなど最新鋭のコンピュータを酷使しても到底足元にも及ばん。(長年、大工さん棟梁としてこられた全ての技がここに凝縮していると実感する)
近々出品展示するものがあるとおじいちゃんはこっそりと打ち分けてくれるそれは、奥に保管されてある小西厚樹さん制作の「広島城」である。出品展示する前なのに見せて下さった。大丈夫ですか?おじいちゃんは「しゃーないよ」と気軽に見せてくれる。来月9月にこの「広島城」が広島市中区袋町の方で展示するよといわれる。
広島市安佐南区沼田町の元大工小西厚樹さん(88)が、かつて培った技術を生かして、<wbr></wbr>広島城や寺院のミニチュア制作に励んでいる。
</object>
このおじいちゃんの実弟(84)に訪問してミニチュア制作される
小西厚樹さん(88)のことをいろいろと聞いて見た。
高齢でありながら現役の大工さんを50年以上棟梁としてパリパリ
やってこられたおじいちゃんだ。
何がすごいかっていうと50年以上培ってきた本職の「技」でミニチュア
を制作される。図面の入手から、尺度のサイズで図面を書き起こして
全ての部品が木工から切り出したり、削ったりと念入りに手間をかけ
できあがる芸術作品。観れば「国宝級」に匹敵するといっても過言だは
ない。地元の中国新聞でミニチュア制作達人として紹介され大変多くの
方から注目を集める。
「広島城」は88歳で制作され、80歳過ぎから寺院(金閣寺、不動院、日本家屋
五重の塔など)を制作されている。
ミニチュアでありながら「本物」を凌駕すほどその光景には感銘する。
先ずは、後半にある実写映像をみていただきたい。
この「広島城」は、平成26年9月○○日から~広島市中区袋町プラザで
一般公開される予定となっているそうです。
先がけて映像公開します。(ミニチュア制作者の実弟さんから許諾)