令和4年4月20日(水)
広島神楽定期公演2022
街と週のど真ん中、
神楽を楽しむ水曜の夜。
本日は、廿日市市からお越しの吉和神楽団様をお迎えしての「八岐大蛇」だ!
今回も、4年前と同じように悪い爺は健在であり色々企むアドリブが連発。
会場からは笑いが絶えない。これを見れば大笑いで免疫が増加するよ。
私は、ここで吉和神楽団様の「八岐大蛇」を2回観ているがネタは全く違う。
良く思いつくものだ。打ち合わせなどはあるまい。今日の見どころ感想。
吉和神楽団様が演出する「八岐大蛇」は本当に芸術品だよ。
これを観ると「八岐大蛇」の面白さが倍増する。
広島神楽定期公演の面白さでもあり馬鹿馬鹿しさでもあり
私は、この吉和神楽団様の「八岐大蛇」は、特別だよ。
次は、いつあるか分からないが一度は是非観て見たい場面がある。
最初は、ササノオと真面目に口上は進んでいたが途中から思った通りハメを
外すクソ爺が面白い。
爺は、早くスサノオの所に行けというが姫が嫌がる。
髭が嫌なんか?そうしていたら爺は、婆に「お前が行け」という。
何が飛び出してくるか全く分からない。
姫に「下をよく見て行けよ。」と何回も促す。
その先が危ない!悪い爺は姫の着物の裾を引っ張って倒す始末。(大爆笑)
今度は、立ち上がってまともに行くと思いきや爺は、姫の両足を掴む。
そりゃこけるわな。たぶん痛かったと思う。
爺、婆、姫、スサノオ4人が幕に消える。
次は、毒酒を造る場面に差し掛かる。
あれ!今日の爺は、杖を忘れたか。やはり企みが隠れている。
爺、婆2人で樽を担ぐところまでは普通だが担ぎ棒で毒酒を捏ねる動作が
大掛かり、太くて長い棒で遠くから捏ねている。婆に毒味させる時普通は、
杖でチョンチョンと毒味さすがこの大きな担ぎ棒で頭を叩いたのだ。
大蛇が左右から出てきて終盤に向う。
6帯しか出ていないが内容は素晴しかった。
やはり、丁寧な演出で進む。最後の一帯が超激闘となる。
スサノオが大蛇に剣を刺すがなかなかのものだ。もだえ苦しむが死なない。
最後は、留め刺され大蛇退治は完結。面白かったなぁ~!
下半期広島神楽定期公演で
もう1度「八岐大蛇」を観たいな!