平成27年5月10日(日)本日は、朝から小春日和(こはるびより)佐伯区湯来町では
あちらこちらで農繁期の田植えの最中である。田舎の人にとっては1年の農作業の
スタートともいえるこの時期は大変忙しい時期で、はっきりいって神楽を舞うどころでは
ないのである。
昔から、神楽の舞いは神事と深い関係があり秋の収穫を神に奉納(感謝)する祝い
に由来する。そんな中、佐伯区湯来町では第34回広島県西部神楽競演大会が予定通り
開催される。神楽を大勢で観て、喜んで、飲んで寝ておおいに結構なことであるが、
神楽はその昔、各神社の氏子などで成り立ってた時代は、農家の秋の収穫が終わって
「奉納・感謝」の心で舞を観に行ったものだ。
勘違いしてはならない「バラエティ」とは違い現代人は、神楽の舞を心(感謝の気持)で
観て欲しい。演じている最中に出入り良くないですな。(演じている方に申し訳ない)
しかも、「競演大会」と名打っている以上一応コンテストだよ。マナーの悪さは目立つね。
コンサートホールでは絶対ありえない。
しかし、昔の慣わしを行ったところで神楽も時代とともに変わり、私の幼いころは「競演」
などありえない時で今となっては、一つの会場に多くの神楽団が集まりそれぞれの持分を
演じてくれる。1日でこれだけの多くの演目を観れることに感謝し特に衣装など小道具も含めて
その美しさも感動する。 (ここまでは個人の主観で記述記載さぁ~と読んで流す程度に)
神楽の「競演大会」のチラシはよく見かけるが神楽競演についてはあまり存じておらず
要するに「舞い」の審査コンテストだ!その地その地で昔から継承される重要な日本の
郷土伝統芸能であり先輩から後輩へ受け継ぐ唯一の「神楽の舞」保存して欲しいですね。
私の故郷は湯来町「大森神楽団」がよく「舞」を見せていただくことも多く「高井神楽団」も
ある。昨年はじめて、佐伯区内の第24回神楽祭がはじめてである。
そして、本日の神楽団は非常にレベルが高く私のような素人にも声、動き、表現力など
の違いにも判るはど大変全てに驚いている。ありがたや。ありがたや。