《 美人魚 》 (邦題 《 人魚姫 》)

~あらすじ~
青年実業家のリウ(鄧超 ダン・チャオ)はリゾート開発のため
香港郊外の海辺にある美しい自然保護区を買収
しかし、そこには絶滅の危機にひんする人魚族が住んでいた
人魚族は、刺客として美しい人魚のシャンシャン(林允 リン・ユン)を人間の女性に変装させて送り込む
ところがリウとシャンシャンは惹かれ合い、やがて人魚族の存在が人間に知られてしまう...
ヒレを切って歩けるようになった人魚のシャンシャンは、自分たちに酷い事をしたリウを恨み
人魚族を代表して刺客としてリウを殺そうと付け狙うんだけど
どことなく若い頃のまだ垢抜けてないスー・チーに似てるような...

そんなに可愛くはないんだけど(失礼)そこがいいというか...
でも、お話が進むにつれてどんどん可愛くなっていくあたりも、やっぱりスーチーっぽい

お笑い担当のタコ兄(罗志祥 ショウ・ルオ)も可愛かった~(笑)(私、これが罗志祥初見かも...)

日本料理店で足を刺身にされたり、鉄板で焼かれたりしても我慢してるタコ兄(笑)

大丈夫!...タコの足はまた生えて来るから~(笑)
ルオラン(張雨綺 キティ・チャン)は、美しいドSという役回りが本当にお似合いでした(← 褒めてます)

(余談ですが...“ルオラン”ってカタカナで書いてあったので、もしかして“若蘭”かな?って思い
百度百科で調べたワタシは 《 雪山飛狐 》 好きです(笑)...※やっぱり“若蘭”で合ってました)
そしてまた徐克(ツイ・ハーク)導演出てました(笑)ホント色んなところに顔を出す導演さまです

劉鎮偉(ジェフ・ラウ)導演、王晶(バリー・ウォン)導演の中で、誰が一番カメオ出演が多いんでしょう?(笑)
そして、観た人は分かるこの警官が書いた半人半魚の(あり得ない発想の)イラスト

これを実際に作っちゃうところがちうごくらしいというか...(笑)キモいワ


全体的にテンポが速くて、超バカバカしいんだけど(だから褒めてますってば)
傷ついたシャンシャンを必死に海に帰そうとする、リウの純愛の部分は泣けました

だけどこの映画...周星馳お得意のおバカファンタジーコメディーかと思いきや...
(イヤおバカファンタジーコメディーなんだけども)
この映画で星爺が訴えたかったのは、華の国の拝金主義と環境問題だったようで...
自然豊かで美しい青羅湾を金にモノを言わせて買い取り、埋め立ててリゾート開発しようとしたり
その為に邪魔なイルカを強力なソナーで追っ払ったり、分かりやすく金をバラまいたりする成金のリウは
まるで勢いに乗る今の中国を象徴してるようでした
(皮肉たっぷりだったけど、検閲通るんだね...

でも、未来に明るい希望を残すようなハッピーエンドでよかった~


さて...中華映画で観たいヤツはあるんだけど...予約リストにも入ってるんだけど...
続編が撮られるって聞いて、しかも死んだはずのスコフィールドが生き返るって聞いて楽しみにしてた
《 プリズン・ブレイク seasonⅤ 》 がや~っとレンタルになったので
ここからしばらくはアメリカのドラマの方に行ってきま~す

(あ、タムさまのドラマは引き続き観て行きますのでご安心を...(笑))