つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

ジョブローテーションに疑問

2019-01-11 21:37:12 | 日記
◆ジョブローテーション?
 わが社は、ジョブローテーションが徹底されています。
 これは、各社員がどんな仕事でも知見を得るために転勤して、いろいろな業務を経験することです。
 多能工化という意味合いもあります。
 誰かが欠けて業務に穴が開いたときに、別の人がすぐに対応できるわけです。
 本来の意味合いは、トップやボードメンバーになったときに、会社の全体最適が理解できるためのようです。
 それは、もちろん大事なことだと思います。
 でも、それを全社員に適用するのは? どうなんでしょう?
 全員がトップを目指したり、ボードメンバー入りを目指してるわけじゃないですよね。
 現場で起きていることは・・・
 新人の鮮魚バイヤーは、岐阜県生まれ&育ちです(海なし県)、彼が今までの人生で深く経験した海産物は、
 鰹節・しぐれハマグリ・塩蔵イカ・おぼろ昆布等です。
 それでも、仕事はまったなしです。
 年末年始にバカ売れする、カニや生マグロを品揃えしなければなりません。
 結果は火を見るより明らかですよね。わからなければ知っている人に聞いて行動する。
 つまり、問屋さんのアドバイスに沿って、仕入れ活動をすることになります。
 これで、大けがはしません。
 でも、誰が一番利益を得るのかは皆さんのご承知の通り問屋さんです。
 わが社や、お客さんは当然に後回しというわけです。
 世の中には、部分適合~全体不適合 という言葉があります。
 これは、各人がそれぞれに正しい行動をしてもそれが全体からみると正しくない結果になることだと思います。
 このジョブローテーションは、全体適合~部分不適合 じゃないでしょうか。
 戦略的には正しいことかもしれないが、現場は(社員のレベルは)それについていけない・・・・
 
◆罰ゲームなの?
 わが社のジョブローテーションの一例です。
 店舗の苦情は、当然に店長が一次対応します。
 でも、むつかしい場合は、すぐに本部対応します。無責任なものです。担当部署は総務です。
 ですから、店長のクレーム対応スキルは非常に低いです。
 店長が出世すると、本部に行きますが、それが総務だと・・・
 今まで他人(本部)任せだったクレーム処理をはじめて自分が最終的に行わなければなりません。
 この出世は、ほとんど罰ゲームですよね。
 これで心が折れたり、処理をしくじって、店長に逆戻りするケースが山積しています。