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ドミナント戦略を、しろうとが考察

2019-01-12 11:40:30 | 日記
◆ドミナント戦略をしろうとが考えてみます
 コンビニやドラッグストア・食品スーパーは、ある一定地域に集中的に出店するのだそうです。
 これをドミナント戦略というそうです。
 こうすることによって、各種のメリットがあります。
 物流コスト・販促コスト・人事採用ローテーションコスト・本部管理コスト等が考えられます。
 これに反し、店舗の売上は自社競合の影響で若干低下が見込まれます。
 しかし、チェーンストア理論では、この低下はむしろ店舗間の売上の平準化ととらえ、プラス評価のようです。
 極端な繁盛店は、経費・運営の異常値となり、全体オペレーションをむしろ妨げるとされています。
 すると、この戦略はメリットばかりのようです。本当かな?

◆ドミナント地域以外に「出店しないリスク」は、考慮されてるの?
 ドミナントエリア形成戦略の評価はプラスとします。
 ただ、現実には、世の中競合各社がいます。彼らも出店競争を続けています。時間の制約もあります。
 愛知県の企業が、愛知県内のドミナントづくりに邁進し、10年後それが達成できたとしましょう。
 その10年間に、他社が三重県も静岡県も岐阜県もある程度集中的に出店を終えてしまいますよね。
 すると、その後の持続的な成長のために出店が必要だと思いますが、どこに出店するのでしょうか?
 たとえば、三重県で1店舗からまたドミナントエリアを形成するのでしょうか?
 それは、どう考えて不可能ですよね。
 ですから、「出店しないリスク」を考慮すると、ドミナント戦略は、将来の成長の種まきが不足するのではないでしょうか?
 しろうとの発想では、とにかくやみくもに出店し、死に物狂いで出店エリアの密度を段階的に上げるしかないと思いますが・・・