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なぜ物流センター?

2019-01-17 18:10:13 | 日記
チェーンストア各社は、それぞれに自社での物流を模索しているようですがその理由はなぜかな。
また、自社物流センターのための必要条件はどうなのか。
自分勝手に調べてみました。

◆なぜ物流センター?
 まず、大前提。自社で投資をしてセンターを作るのですから、当然に今よりも儲からなくてはいけません。
 じゃあどうやって儲けるのか?
 それは、日本の問屋さんは、伝統的に小売各店へ個別に配達する条件で納入価格(小売からみると仕入価格)を
 決めているんだそうです。
 だから、毎日店舗にはいろいろな問屋さんの納品車が来て、そのたびに商品の検収が必要になります。
 ごく小型の店舗ならいいですけど、大型店になるとそれは煩雑でしょうがないですね。
 そこで小売りは考えました。
 各店に配達しなくてもいいから、全店分を物流センターに一括して届けてください。
 あとは、うち(小売)が自分で配達します。
 そのかわり、本来戸別配達する分の配達経費(物流フィーというらしい)をうちにください。
 問屋さんもそのほうが面倒臭くないので話はすぐに決まります。
 あとは、物流フィーの金額だけです。これは力関係で決まるみたいです。
 これで、両社ともハッピーですし、メーカーから直接仕入れもやりやすいです(メーカーは戸別配達はしない)。
 めでたしめでたし・・・

◆物流センターの要件とは
 ①地理的要件
 ・自社店舗の大半が半径50km圏内であること(最大遠隔店で100km)。
 ・高速道路のICから近いこと(メーカー・問屋が納品しやすい)。
 ②周辺に一定の人口集積がある
 ・物流センターは省力化が遅れていて、作業員が多く必要。働き手の確保が重要。
 ③敷地面積・敷地形状が適切なこと
 ・敷地面積は、当然じっくり判断するのですが、敷地形状が盲点になりやすいそうです。
 ・この敷地形状が重要で、これにより物流センターの効率性が決まってしまうそうです。
  一般的に、入庫→荷捌き→出庫 の商品の流れが一直線の方が効率的らしいです。
  そういったセンター建物が設置できる敷地形状と、道路付きが大事ということですね。
  PCを併設する場合は、さらにそれを含めた建物から逆残した敷地の形が必要ということですよね。
  これを失敗すると、センター内部で商品の流れが何度も屈折し、人時がかかることになります。
  はなはだしい場合は、わずか50mの移動に、専用の運搬車両が必要になります。
  みなさん(メーカーや問屋さん)は、大人ですから他人の悪口は言いませんが、陰では笑っているみたいです。
  気をつけましょう。