アマゾン対抗

世の中でアマゾン販売力の脅威に関する危惧が引きも切らない。
そんな中で、ホームセンターK社の社長さんは、日経新聞に力強い言葉で対抗策を話してくれました。
リアルストアの将来に一抹の不安を抱いていたおいらも力づけられました。
そうなんです。全員が負けるわけでなく、戦い方がまずい企業が負けるのです。
わが社も、是が非でも対抗策を練り上げてもらいたいものです。

◆アマゾンは需要を創造しているわけではない
　人口減、少子高齢化で国内消費の伸びは期待できない。
　近年は、ホームセンター市場も横ばい、あるいは微減だ。
　小売業は、ビジネスモデルの転換期にある。
　小売業は、製造から消費者までの垂直バリエーションの中でビジネススパンを広げてきた。
　ダイエーは流通の中抜き、ユニクロのSPA。そして、販売ではEコマースが台頭しメルカリのようなCtoCまででてきた。
　業界内、業界間で競争してきたが、市場が伸びない以上成長がない。
　食品や医薬品などカテゴリーを増やしても１５０兆円という小売市場内での奪い合いに終始するだけだ。

　アマゾンのようなネット小売りは勢力を増すだろう。
　だが、彼らは需要を創造しているわけではない。
　我々の強みはPB商品を作り地元に密着している点だ。
　強みを生かし、必要なデジタル戦略を磨けば、同質競争から逃れられる。
　いずれはホームセンターで買うではなく、K社で買うという独自の消費スタイルを生み出せるよう変身したい。

　だそうです。
　ぜひ、PB開発を通じて需要創造に取り組んでいただきたいものです。