つぶやき、遊び・仕事・日常

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一隅を照らす

2021-05-01 06:53:08 | 日記
「一隅(いちぐう)を照らす」という言葉を聞く。
天台宗の開祖最澄が残した言葉だそうだ。
そして正確には、「一隅を照らす、これ則ち(すなわち)国宝なり」だそうだ。
そんな言葉の(たぶん)正しい受け止め方はこうらしい。

◆自分の役割に自信を持てば良いようだ
 誰もが注目を浴びるような表舞台で派手に活躍できるわけではないし、それだけが尊いわけではない。
 一人一人が自分のいる場所で一隅を照らしていくことこそ、私たちの本来の役目であり、それらが積み重なっていくことで世の中が出来上がっていく。
 一般に、派手なこと、目立つことに目を奪われてしまうものだ。
 だがどこかの片隅で、誰の目にも留まらないようなものに目を向けていくことも、同じように尊いことのようだ。
 大きく世界を変えるわけではない、まず目の前のこと、今の自分にできることを一生懸命やる。
 そうやって一人一人が灯す小さな光が、やがて大きな光となるという事だ。
 忘れがちだが、そういう気持ちは持ち続けたいものだ。

 さらには、一番大切なことは肉体を生きることではなく、仕事に生きることだそうだ。
 仕事は千差万別、貴賤はなく、形や物は残せなくとも、できれば後世の人のためになるものを残したいものだ。
 立派な子供を育て上げれば、それもまた立派な仕事をやり遂げたという事だ。
 そういったことならば、なんとかやり遂げられそうですね。少し心が軽くなりました。