幻の島

少年時代にはロビンソンクルーソーの冒険とか、１５少年漂流記、海底２万マイルなんて読んだものだ。
子供心にワクワクし、あたかも自分が冒険の主人公になったような気がしたものだった。
そんな冒険小説のなにかに、幻の島の存在があったように記憶している。
知らなかったのだが、実はこの日本にもそんな島があるという。

◆一年に一度だけ海上に現れる幻の島
　それは、沖縄県宮古島の北方海域の日本最大級のサンゴ礁群だ。
　干瀬が幾重にも重なっていることから八重干瀬（やびじ）と呼ばれているそうだ。
　ダイビングやシュノーケリングのツアーの人気スポットでもある。
　
　この島は、ふだんは海面下に隠れていて姿を見せない。
　一年に一度、４月上旬の大潮の日だけ現れるという。
　大潮は、満月あるいは新月のとき、太陽と地球と月が一列に並び、地球にかから引力が最大となって、
　潮の干満の差が通常より大きくなる現象だ。
　加えて４月上旬は、宮古島周辺は強い高気圧に覆われ、その大気圧が海面を押し下げることで、島が姿を現すそうだ。
　その大きさは、驚くことに面積２００平方キロメートルで、大阪市とほぼ同じくらいの大きさだ。

　ふうんロマンあふれる話ですね。
　でも国際的な島の定義としては、①自然に形成された陸地、②水に囲まれている、③高潮時に水没しないこと、
　らしいので③が満たせないようです。