世に幸福論は多い。
それだけ幸福になりたいと思っている人が多いことの証左なのだろう。
そんな中で、数学者の藤原正彦氏の論に注目したい。
かって「国家の品格」がミリオンセラーとなった方だ。
父は新田次郎、母はあの藤原ていなので、理系だけでなく文学的素養も非常に高いのだろうな。
◆貧しい時代、日本人はみんな笑いあって生きていた、「足る(たる)」を知っていたから
僕の家族は誰一人欠けずに戦争から帰ってきた。
それだけで幸運でした。
人生を振り返ってみても、あの頃がもっとも幸せだった時期のひとつです。
お昼になるとNHKののど自慢をラジオで聴き、みんなで声を合わせて歌って、大笑いしたもの。
貧しさと幸福には相関関係はありません。
欧米人は裕福こそが幸せで、貧しさはみじめで悲惨で屈辱的なことと考える。
でも、日本人はそうではないんですね。
日本人は太古の昔から、物質的には貧しい生活を過ごしていました。
それでもみんな笑いあって生きていた、足るを知っていたからだと思うんです。
年収1000万円でも、年収2000万円をやっかむ、向上心の名の下に、ストレスを抱えて馬車馬のように働く、
そういう価値観は日本人にはないはずです。
グローバリズムや市場原理、アメリカ型の自由競争、勝ち抜いて裕福になってこそ幸せだ、と考えるのは日本人の感覚ではない。
それよりも家族の絆や、向こう三軒両隣とか助け合い、みんなで和気あいあいと生きていくことを大切にしてきたはずです。
それで足りていたんです。
失ったものを取り戻すときが来ていると思うんです。
→そういうことだと思います。
ただ一方で、全員がそうでは科学技術の発達や物質的な成長が停滞してしまうのかもしれませんね。
やはり、頑張るべき人達には頑張っていただきたいものです。
それだけ幸福になりたいと思っている人が多いことの証左なのだろう。
そんな中で、数学者の藤原正彦氏の論に注目したい。
かって「国家の品格」がミリオンセラーとなった方だ。
父は新田次郎、母はあの藤原ていなので、理系だけでなく文学的素養も非常に高いのだろうな。
◆貧しい時代、日本人はみんな笑いあって生きていた、「足る(たる)」を知っていたから
僕の家族は誰一人欠けずに戦争から帰ってきた。
それだけで幸運でした。
人生を振り返ってみても、あの頃がもっとも幸せだった時期のひとつです。
お昼になるとNHKののど自慢をラジオで聴き、みんなで声を合わせて歌って、大笑いしたもの。
貧しさと幸福には相関関係はありません。
欧米人は裕福こそが幸せで、貧しさはみじめで悲惨で屈辱的なことと考える。
でも、日本人はそうではないんですね。
日本人は太古の昔から、物質的には貧しい生活を過ごしていました。
それでもみんな笑いあって生きていた、足るを知っていたからだと思うんです。
年収1000万円でも、年収2000万円をやっかむ、向上心の名の下に、ストレスを抱えて馬車馬のように働く、
そういう価値観は日本人にはないはずです。
グローバリズムや市場原理、アメリカ型の自由競争、勝ち抜いて裕福になってこそ幸せだ、と考えるのは日本人の感覚ではない。
それよりも家族の絆や、向こう三軒両隣とか助け合い、みんなで和気あいあいと生きていくことを大切にしてきたはずです。
それで足りていたんです。
失ったものを取り戻すときが来ていると思うんです。
→そういうことだと思います。
ただ一方で、全員がそうでは科学技術の発達や物質的な成長が停滞してしまうのかもしれませんね。
やはり、頑張るべき人達には頑張っていただきたいものです。