つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

理解されないさみしさ

2022-07-02 07:01:10 | 日記
温泉旅行でおいらはその周辺には何度も訪れた、奈良県吉野郡だ。
かっては、修験道(しゅげんどう)の霊地でもあった、ここ大峯山。
深山幽谷で、人類の未踏の地の如しだったようだ。
そこで前大僧正行尊は、こんな句を詠んでいる。

もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
 (意訳)
 山桜よ、出会えた感動を分かち合おう。
 この山奥では、お前意外に私が通じ合える相手もいないのだ。
 
 行尊は、修行のために訪れたようだ。
 体力的にはもちろん辛く、孤独にもさいなまれたはずだ。
 だがここで行尊は、思いがけず山桜に出会ったのだろう。
 懐かしさや親しみを感じ、ほっと安らいだのかもしれない。
 あるいは、旧知の友のように感じたのかもしれない。
 だが、語り掛ける相手が山桜以外にないというのは、どれほどの寂しさだったのだろう。

 時代が変わっても、それは同じようなものなのかもしれません。
 修行ではなくとも、ビジネスの場でも生活の中でも、
 わかってもらえないなという気持ちを感ずることがあります。
 自分が正しいと思う方向へ進むしかないようですね。
 →おいらの場合は、山桜よりもぺんぺん草が似合うかな・・