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「孤立」と「独立」

2022-07-20 06:43:23 | 日記
普段何気なく使っているこれらの言葉なのだが、実はその意味するところは明確に異なるそうだ。
そして、それは人が生きる上でとても大事な考え方らしい。
中村天風師の言葉だ。

◆「孤立」と「独立」は明確に異なる生き方
 孤立とは、天理に背反する無価値なものである。
 自分のことのみ考えて、他の人々のことを考慮に入れない人生観や生存生活の方法というものは、
 自分では気づかずともそれは孤立と五十歩百歩の状況である。
 独立とは、正しい自覚をもつ人間として最も尊い状態である。

 富士山は、アルプス山脈等に属しているわけではない。
 ただ一山だけでそこにある。
 だが、孤立峰ではなく、独立峰である。
 「晴れてよし 曇りてもよし 富士の山」。
 つかず離れず、怖れもしなければ怖れまいとも思わない。
 淡々として流れる水の如き心境。
 すなわち、晴れてよし曇りてもよし富士の山、この心意気が勇気の姿で、持つべき心構えなのだ。

 ジェントルマンを自負した白洲次郎はこう言っていたな。
 「人様にしかられたくらいで、引っ込むような心臓は持ち合わせがない。」
 →格好いいですね、男の品格、独立心とはこういったものなのかな。