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「円安」が少しだけわかった

2022-07-24 06:42:27 | 日記
このところ、猛烈な円安だ。
ちょっと前までは、1ドル100円以下だったのに、現在では137円とかのようだ。
しかも、以前は円高が日本経済にダメージとか言っていたのに、最近では悪い「円安」らしい。
そんなこんなも、エコノミスト誌を読んだら、少しだけわかったような気がした。

◆ニューヨークではほっけ定食がチップ込みでは5,000円らしい
 日本でも人気な大戸屋がニューヨークにも出店しており、そこでは東京で980円のほっけ定食は、
 31ドル+チップ6ドルで、邦貨換算5,000円以上となるそうだ。
 これほど、ニューヨークの物価高(インフレ)は激しく、かつ円安も極端という事だ。
 ではなぜ、これほど円安が進んだかと言えば、日米の金利差が最大要因のようだ。
 米国は、インフレを抑えるためにFRBが年初から小刻みに利上げをしている。
 反して、我が国は日銀が公開市場操作により、金利を0.25%の低位に固定しているからだ。

 たしかにここ長い間(20年以上?)、日本はデフレに苦しんできた。
 だから、ここで物価が2%程度緩やか?に上がるようにしたいということなのだろう。
 そしてこの考えは、どうやら日銀だけではなく、政府・与党も一体となった「政策パッケージ」なのだ。
 つまり、国債等の政府債務が膨大な額なので、金利は上がってほしくない→物価高で困る人には補助金をばら撒く
 →その資金は国債の新規発行とする→その国債金利は日銀が低位に固定する→日米金利差拡大で円安進む。

 いくら説明を聞いても、とても持続可能とは思えないが、これが現実の政策らしい。
 だが、この政策パッケージを変える方法がひとつだけあるそうだ。
 それは国民の不満だ、円安と物価高に国民が大きく声を上げるしかないようだ。