笑える話を友人から聞いた。
彼が繁華街の公衆トイレの個室に入った時のことだ。
扉を閉めて、腰を下ろしたまさにその瞬間に、「元気か?」と隣から聞かれた。
反射的に、「はい、まあ元気にやっています」と返したそうだ。
すると続いて、「久しぶりだなぁ」と来た。
返答に困ったが、「そうでしょうかねぇ、よくわかりません」と答えた。
すると少しの沈黙ののちに、若干声を潜めて「ちょっと待ってくれ」と語り掛けてきた。
友人はまさに排便の瞬間だったので、「いやもう待てません、もうすぐに出ます」と答えて実際にそうした。
◆どっちがヘンな奴だ!
ここで会話は突然に終了することとなった。
「隣にヘンな奴がいるので、一度切るわ」という声が聞こえて、扉を開ける音が聞こえたそうだ。
そしてことさらに大きな音をたてて、去って行ったという。
どうやら個室で、他の誰かと通話していたようだ。
友人は排便してすっきりとはしたものの、「どっちがヘンな奴だ」と独り毒づいたそうだ。
→うんうんこれはありそうですね。誰かとの通話を自分との会話と勘違いすること。