如何に感動したと言ってももう4回目なので、今日で打ち止めとしたい。
田内学氏の「きみのお金は誰のため」からだ。
格差を埋めるサービスを提供した人が、結果的にお金持ちになるという。
◆自分にではなく社会に貢献する
グーグル・アマゾン・メタ・マイクロソフト・アップル・・・
急成長した企業の数々、創業者や従業員はさぞかし大儲けしたことだろう。
だがよくよく考えてほしい、彼らは皆世の中の格差を埋める(誰でも利用できる・アクセスできる)
サービスを提供すること=問題解決することによって成長したのだ。
言い換えれば、人々の生活の幸せを図ることによって成功したのだ。
このことは、多くの示唆を含んでいる。
格差のない豊かな生活を提供する人が、結果的にお金持ちになるということ。
消費や投資、つまりお金の流れによってこそ、未来が選ばれるのだ。
投資されたお金ではなく、それを受け取って研究した人たちが未来を創造するのだから。
さらに言えば、現代社会は中世とは異なり、封建君主的ではない。
税金は、支配者による搾取ではなく、不完全ではあるが富の再分配に使われている。
分配に不満があれば、選挙の投票で意思表明をすればいいのだ。
全編を通して言えば、お金が社会を作っているのではない。
お金を通して、世界の人々が支え合って=問題解決をしあっているのだ。
だからお金というものをうまく使って、世界中の共同体が全員で幸せになりたいものだ。
→この読後感を、皆さんにも味わっていただきたいものです。