●いよいよ四万温泉の街中へ移動。まずはあの
有名な「積善館」まえの東屋にある森本一朗さん
の作品を鑑賞。
●この作品も山重さんがしっかりと解説してくれたの
ですが、正面に見える積善館の建物の方に見とれて
いて聞き逃しました。スミマセン。・・・という訳で見とれ
ていたのがこちらです。
●「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルになったという
事でさらに有名になってしまいましたが、こうして本物を
見ると風格があり本当に美しい建物だと思います。正に
この建物こそアートだ! なんて思わず叫びたくなるほどの
積善館でした。
●最後は大黒屋「魔法使いの部屋」を鑑賞。魔法使い
の部屋にしては純和風の「引き戸」を開けて入っていく
というアンバランス。魔法使いも湯上りの浴衣姿で登場
して来そうな雰囲気です。さて、部屋の中から登場した
のはいったい何?
●まずは発泡スチロールで出来た「すべれない滑り台」。
作家の吉田樹人さんは本来金属製で「堅牢であるはず」
の滑り台のイメージを間逆の一番壊れやすい素材を使
って我々の常識を破壊してくれたようです。納得。
●次の佐藤紫寿代さんの作品の素材は、なんと樹脂粘土
に噛んだガムだそうです。心臓を表現しているんだそうで
すが、「噛んだガム」という響きがあまりにもインパクトがあ
りすぎて、作品自体を正視出来ませんでした。綿棒や岩や
上履きを見てきた後なので、たいがいの素材には免疫が
出来ていたのに・・・。
●駐車場に戻る途中で「まるたか商店」のショーウインドゥ
に飾られている木彫のお爺さんをみんなで見学しました。
前回のビエンナーレで出展されていた作品が大変気に入
ってしまい、ビエンナーレ終了後に作品を買い取って、店先
に飾っているそうです。
●両手に花ならぬ、両手に美人のマネキンと共に立派な
ショーウインドゥに飾られている「お爺さん」の顔は本当に
満足そうでした。幸せな老後とは正にこの事では・・・。
でも、右側のマネキンにはカツラが欲しい。
旅行後記
今回のジョウモウ大学主催「ビエンナーレができるまで」
に参加してまたまたアートに関する見方・感じ方・考え方が
変わりました。これからの倉庫ギャラリーの作り方・利用
方法にも大変参考になるベストタイミングの講座でした。
今回紹介した作品は、当日鑑賞した作品の約半分です。
途中でどれがどれだかわからなくなってしまった場所も
あるので作品と作家さんの名前が間違っているかもしれ
ません。もし間違っていたら訂正しますのでご一報下さい。
最後になりましたが、この企画と当日すばらしい運営を
してくれたスタッフの方々に感謝。
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