The 理科ロマンスカー

人生を振り返りつつ見過ごしては禍根を残すであろう事柄に着目。
日本の正義・倫理・規範・疑惑等々婉曲的に発信。

第2章 小学校理科で教える内容をこう捉える

2014-10-19 13:42:15 | 日記

 理科の学習内容はその対象とする範囲が極めて広い。自然を調べる知識や技能を育てることは理科の重要なねらいであるが、はたらきかける対象の違いによって、それを調べる観点や方法が異なってくる。

 小学校学習指導要領理科では内容区分として、「A物質・エネルギー」、「B生命・地球」に分けられていて、それぞれの特質に応じた学びが大切になる。

 この区分については子どもに教える必要はないが、指導に当って教師が十分配慮すべきことである。なお、学習の内容によっては他の区分とかかわり合うことも出てくる。

 

1、「A物質・エネルギー」区分

 この内容は、物質的な見方や考え方、エネルギー的な見方や考え方を育てようとするものである。(図表2-1)

 

(図表2-1)

 物質の状態や性質の変化に伴う現象やはたらきを追究し物質の性質を理解するとともに、力・熱・光・電気・磁気など、やがてエネルギーとしてまとまる初歩的内容の考察を扱う。

 物質の性質やはたらき、規則性などを調べるには、物質と物質を触れ合わせたり、力を加えたり、熱したり、光をあてたり、電気を流したり、磁界で試したりなどして追究する。それを通して力・熱・光・電気・磁気などの性質やはたらきを考察する。

 物質的な見方や考え方とエネルギー的な見方や考え方とは互に関連し合っている。そのことを図表2-2に表した。

 

 

(図表2-2)


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