東照温泉からすぐのところに高徳鉱山跡があります。
そこには入坑可能な廃坑が幾つも残っています。
ここが高徳鉱山跡への入り口になります。
私は、ここを含めて様々な廃坑を訪れていますので、これらをまとめて「廃坑での日々」としてシリーズでお伝えすることにします。
入り口にある祠ですが、かなり朽ちています。
河原に降りてみると、露天掘りの縦坑の跡がありました。
オソ沢を歩きます。
川沿いの斜面にわずかの穴を見つけました。
鉄の棒が見えます。
中を覗くと、ほとんどが埋まっていました。
さらに進むと、謎の石垣がありました。
石垣を上がってみると平らな広場です。
なんの痕跡もありません。
でも、わざわざお金をかけて無意味な石垣を作るわけはないと思います。
そう思って斜面を登ると、廃坑の入り口を見つけました。
近づいてみます。
入り口が半分ほど埋まっていますが中に入れそうです。
とりあえず奥に続いていることを確認しました。
この先は、懐中電灯を持って出直すことにしました。
それは、とても懸命な判断でした。
この時に所持していたのは、非常用の懐中電灯のみでした。
そして、廃坑の中が非常に危険だという認識がまだ足りませんでした。
この廃坑の危険因子には、物理性と生物性があります。
物理的な危険はというと、まず落盤ですが、ここでは起こらないでしょう。
それよりも、高徳鉱山跡の中には、いくつかの縦穴があります。
その深い縦穴に滑り落ちるのは怖いです。
そうなると自力で這い上がれないまま、誰も助けが来ないでしょう。
さて、では生物的な危険とは?
はい!
それは、ずばりクマさんです。
人が入れるということは、クマさんも入れるということです。
そこは、子育てに適した巣篭もりの洞窟です。
この廃坑を再度訪れる前に、別の廃坑で親子グマの足跡を確認しています。
そこで、もしもの場合に備えて、対策は講じました。
まず5WのLEDライト、かなり強力です。
足跡を慎重に探しながら進みました。
地面が粘土質となり、天井からの水滴で凸凹な状態ですが、やがて小動物の足跡が確認できました。
ツキノワグマは肉食ではないので、捕食のために人を襲いません。
山でクマに襲われた人の話を聞くと、必ず子ぐまが絡んでいます。
もしも行き止まりまで追い詰めてしまって、反撃に出られると・・・、ああ想像したくありません。
逃げようとして背中を向けた瞬間に背後から襲われて、四つん這いになって逃げても、容赦ない攻撃を食らって出口までたどり着けないでしょう。
ご愁傷様でした・・・・
そうならないための対抗策を、もしものために講じました。
が、子供を守るクマ母さんは死ぬまで抵抗をやめないと思います。
でも、まさかね。
すべての廃坑に、クマなんているわけないじゃん!
とにかく、慎重に慎重に。
まずは、足跡を探す。
すでに完全にテリトリーを侵しているので、その一番外側で足跡を見つけた時点ですぐに引き返す。
で、やはり親子でお住いでした。
これまで山で放浪中、何度もクマさんと遭遇しています。
ちまたでは、クマを目撃しただけで大騒ぎして、新聞なんかに載っちゃいますが。
私は、山中で、よく出会っています。
クマさんのルールでクマさんと接している限り、クマさんは優しいです。
もしも凶暴な奴がいたとすると、それは人間がそうさせたのだと思います。
強力なライトで、クマさんは怯えきって奥に逃げ込んでいるはずです。
ごめんなさい。
すぐに退散します。
あなたを追い詰めると、子供を守るために、自分の命をかけてしまうよね。
これにて、廃坑には安易に入らないことにしました。
楽しみは、別のものに変えました。
つづく
そこには入坑可能な廃坑が幾つも残っています。
ここが高徳鉱山跡への入り口になります。
私は、ここを含めて様々な廃坑を訪れていますので、これらをまとめて「廃坑での日々」としてシリーズでお伝えすることにします。
入り口にある祠ですが、かなり朽ちています。
河原に降りてみると、露天掘りの縦坑の跡がありました。
オソ沢を歩きます。
川沿いの斜面にわずかの穴を見つけました。
鉄の棒が見えます。
中を覗くと、ほとんどが埋まっていました。
さらに進むと、謎の石垣がありました。
石垣を上がってみると平らな広場です。
なんの痕跡もありません。
でも、わざわざお金をかけて無意味な石垣を作るわけはないと思います。
そう思って斜面を登ると、廃坑の入り口を見つけました。
近づいてみます。
入り口が半分ほど埋まっていますが中に入れそうです。
とりあえず奥に続いていることを確認しました。
この先は、懐中電灯を持って出直すことにしました。
それは、とても懸命な判断でした。
この時に所持していたのは、非常用の懐中電灯のみでした。
そして、廃坑の中が非常に危険だという認識がまだ足りませんでした。
この廃坑の危険因子には、物理性と生物性があります。
物理的な危険はというと、まず落盤ですが、ここでは起こらないでしょう。
それよりも、高徳鉱山跡の中には、いくつかの縦穴があります。
その深い縦穴に滑り落ちるのは怖いです。
そうなると自力で這い上がれないまま、誰も助けが来ないでしょう。
さて、では生物的な危険とは?
はい!
それは、ずばりクマさんです。
人が入れるということは、クマさんも入れるということです。
そこは、子育てに適した巣篭もりの洞窟です。
この廃坑を再度訪れる前に、別の廃坑で親子グマの足跡を確認しています。
そこで、もしもの場合に備えて、対策は講じました。
まず5WのLEDライト、かなり強力です。
足跡を慎重に探しながら進みました。
地面が粘土質となり、天井からの水滴で凸凹な状態ですが、やがて小動物の足跡が確認できました。
ツキノワグマは肉食ではないので、捕食のために人を襲いません。
山でクマに襲われた人の話を聞くと、必ず子ぐまが絡んでいます。
もしも行き止まりまで追い詰めてしまって、反撃に出られると・・・、ああ想像したくありません。
逃げようとして背中を向けた瞬間に背後から襲われて、四つん這いになって逃げても、容赦ない攻撃を食らって出口までたどり着けないでしょう。
ご愁傷様でした・・・・
そうならないための対抗策を、もしものために講じました。
が、子供を守るクマ母さんは死ぬまで抵抗をやめないと思います。
でも、まさかね。
すべての廃坑に、クマなんているわけないじゃん!
とにかく、慎重に慎重に。
まずは、足跡を探す。
すでに完全にテリトリーを侵しているので、その一番外側で足跡を見つけた時点ですぐに引き返す。
で、やはり親子でお住いでした。
これまで山で放浪中、何度もクマさんと遭遇しています。
ちまたでは、クマを目撃しただけで大騒ぎして、新聞なんかに載っちゃいますが。
私は、山中で、よく出会っています。
クマさんのルールでクマさんと接している限り、クマさんは優しいです。
もしも凶暴な奴がいたとすると、それは人間がそうさせたのだと思います。
強力なライトで、クマさんは怯えきって奥に逃げ込んでいるはずです。
ごめんなさい。
すぐに退散します。
あなたを追い詰めると、子供を守るために、自分の命をかけてしまうよね。
これにて、廃坑には安易に入らないことにしました。
楽しみは、別のものに変えました。
つづく
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