じぃじ・スナフキンの気まま日記

スナフキン大好き「じぃじ」が、自然とのふれあいや地域の情報を、気ままに綴ります。

奥穂高岳に、登って来たよっ!

2017年10月01日 | 登山・トレッキング
前回(9月24日)投稿した「松本城」は、実は山旅の途中で、続きのこれからがメインになります。

今回の山旅の目標は、「奥穂高岳」と「焼岳」に登頂することです。
登山の行程が長い分、写真も多くなりましたので、「焼岳」は分けて投稿する事にしたいと思います。

先ずは、奥穂高岳登山です。

■1日目(9月25日 沢渡バスターミナル~涸沢小屋)

朝、未だ薄暗い時間の5時40分、上高地行き始発のシャトルバスに乗り込みました。

バスのチケットです。(往復で購入)

6時25分頃、上高地バスターミナルに到着です。
出発も少し遅れましたが、途中のバス停での乗り込みの影響があり、上高地バスターミナルに6時10分到着予定でしたが、遅れての到着となってしまいました。
乗客が多く、補助座席を全部使っても乗れないお客さんがいましたよっ。

6時30分頃、バスターミナルから梓川沿いに歩き出します。
何か、「上高地」って風景ですよね。爽やかです。

5分ほど歩いて「河童橋」到着です。
朝の早い時間なので、人影が少ないですが、一番の人気スポットです。

「河童橋」の上からの写真です。
「穂高」の山々と、梓川の流れが「絵」の様で、穏やかな気持ちにさせてくれます。

「河童橋」から少し歩き出すと、赤い実を付けた木がありました。
「ズミ(コナシ)」の木の様です。

道は、こんな感じで続きます。小さなアップダウンがたまに出現するくらいで、少しづつ登って行きます。

7時15分頃、「明神」に到着です。

「明神橋」を渡って、穂高神社に参拝し、「明神池」も見て行きます。

上高地の魅力を世界に知らせた、英国人宣教師「ウォルター・ウェストン」の山案内人だった「上條嘉門次」が建てた、「嘉門次小屋」の前を通って行きます。

参拝の後、「明神池」に向かいます。

「明神一之池」です。

澄んだ水面に、木々が映り込んでいます。

御神体の「明神岳」2931mです。

「明神二之池」です。まるで、大自然の作った庭園の様です。

こちらも、水面に映る風景が何とも言えません。

帰り際にもう一枚。

さて、明神を後にして徳沢に向かいます。


8時30分頃、徳沢に到着です。
ここは昔、放牧場だった様です。

広々とした草地に、テントが張られていましたよっ。
こんな所で、のんびりと時間を過ごすのも良いかも知れませんねっ。


9時25分頃、上高地から11kmも歩いて、やっと「横尾」に到着です。
ここが、穂高岳方面と槍ヶ岳方面への分岐点になります。

小休憩後、横尾大橋を渡って対岸に向かいます。
これからが本格的な登山道に入ります。

道端に、「ヤマトリカブト」が咲いていました。

こちらは、「タムラソウ」でしょうか?
「トゲトゲ」が無い、アザミに似た花です。

10時40分頃、「本谷橋」に到着です。
ここは、横尾と涸沢とのほぼ中間地点です。

この吊り橋、結構揺れるんですよ・・・。
対岸に渡って、河原で休憩です。
そして、これからが大変です。急登があり、永遠と登りが続きます。
写真を撮っている余裕がありませんでした・・・。


やっと視界が開けて、北穂高岳とカール地形らしきものが見えて来ました。

13時5分頃、「涸沢ヒュッテ」と「涸沢小屋」の分岐点に到着です。
今夜のお宿は「涸沢小屋」なので、右手を登ります。

紅葉の中を登ります。登山道は、石畳風に良く整備されています。
写真の右手が「涸沢岳」で、三角の「涸沢槍」が目立ちます。
左手が「奥穂高岳」です。

「涸沢カール」のテント場の中を通り抜けます。

「涸沢小屋」が見えて来ましたが・・・、もうちょっと先です・・・。

「涸沢小屋」に向かう途中から見た、「涸沢ヒュッテ」とテント場です。
「テント族」って、結構いるもんですねっ。

「涸沢カール」の紅葉です。
これを見るために、わざわざ涸沢に登って来る人もいるそうですよっ。

13時25分頃、やっと涸沢小屋に到着です。ここのテラスが良いんですよっ。

テラスからの、テント場と涸沢ヒュッテ方向の風景です。
雪渓の近くにテントを張っている人もいるんですねっ。

小屋の壁傍に、花が咲いていました。「ヤナギラン」の様です。


17時から、涸沢小屋の夕食です。

そして、夜のテント場の風景です。綺麗ですよねっ。(ちょっとブレて御免なさい・・・。)


■2日目(9月26日 涸沢小屋~穂高岳山荘~奥穂高岳)


5時から、涸沢小屋の朝食です。

5時50分、奥穂高岳を目指して紅葉の登山道を登ります。

涸沢カールの向こう側から陽が射しています。

奥穂高岳の「モルゲンロート(朝焼け)」です。

奥穂高岳と涸沢岳の「モルゲンロート」です。

「ザイテングラート(副稜線)」へと続く道が見えます。

7時30分頃、「ザイテングラート」の取り付き地点に到着です。
これから、急な岩斜面を登り、どんどん高度を稼ぎます。

「ホタカ小ヤ20分」と書かれた岩が見えて来ました。(もっと掛かりましたよっ!)

もう少しで稜線です。

「穂高岳山荘」が見えて来ました。

9時25分頃、「穂高岳山荘」に到着です。
石畳の床に、石のテーブルとイスが置かれています。

「奥穂高岳」に向けて、既に岩場を登っている人達がいます。(あれを登るんだ・・・。)

山荘の軒下に荷物を預け、アタックザックに最小限の荷物を準備します。

山荘から見下した、涸沢カールです。
9時55分頃、「奥穂高岳」に向けて出発です。

先程の岩場を登って、見下した写真です。山荘の屋根が見えます。

鉄の梯子を登っている途中で、「トウヤクリンドウ」の花を見つけました。(片手なので、ちょっとブレちゃいました。)

クサリ場や梯子が終わった所からの写真です。
涸沢岳が大きく見え、眼下に山荘の屋根が小さく見えます。

百名山の「笠ヶ岳」が見えます。

涸沢岳の向こうに「槍ヶ岳」が見えます。

頂上に向けて、ガレ場を登って行きます。

頂上が、左手奥に見えて来ました。

そして、奥穂高岳を守る衛兵「ジャンダルム」が見えます。
頂上に沢山の人が見えます。(凄い人達です。)

奥穂高岳の頂上が見えて来ました。沢山の人が居て、写真の順番待ちの様です。
10時35分頃、山頂到着です。

頂上の祠です。3190m、日本第3位の高峰です。

私の後ろ姿の写真です。
写真撮影をお願いしてカメラを預け、順番待ちで一旦下ろうとした所を映してくれた様です。

頂上からの、上高地方向の写真です。

ジャンダルムと笠ヶ岳です。

涸沢岳、槍ヶ岳、そして後ろに黒部の山々です。

槍ヶ岳をアップです。
10時50分頃、下山開始です。

下山途中、「イワギキョウ」の花を見つけました。未だ残って、咲いててくれたんだ・・・。

11時30分頃、穂高岳山荘に下山です。
山荘に下山すると、ガスが掛かって来ました。今日は運が良い。

昼食は、醬油ラーメンを食べました。

17時から夕食です。


夕方、奥穂高岳の右側に、三日月が見えました。

そして、雲海と笠ヶ岳の後ろに沈む夕陽です。
夕陽の左側に、加賀の名峰「白山」が見えます。
今日は、天気に恵まれた良い一日でした。


■3日目(9月27日 穂高岳山荘~上高地~沢渡駐車場)


先ずは、ご来光です。5時40分頃撮影です。
雲が多くて、あまり良い写真ではありませんが、欲を言えばキリが無いし・・・。
お天気だっただけでも有り難いことです。

穂高岳山荘の朝食です。チョット寂しいなぁ~。

6時30分頃、穂高岳山荘を後に下山開始です。
今日は、長丁場です。
足裏に少し不安がありますが・・・無理をせず、ゆっくりと下って行きましょうっ!

7時25分頃、ザイテングラートを下りて来ました。

涸沢小屋の上まで来ました。
紅葉が綺麗ですねっ。

8時30分頃、涸沢小屋に到着です。小休憩します。

9時頃、涸沢小屋と涸沢ヒュッテの分岐まで下りて来ました。

10時25分頃、何とか順調に本谷橋まで下りて来ました。小休憩です。

下山途中、「ヤマハハコ」の花が咲いていました。

「ミソガワソウ」と思われる花も咲いていました。

やっと、横尾大橋まで下りて来ました。

横尾大橋を渡ります。この橋、意外と揺れるんですよ・・・。足もかなりヨレヨレ状態ですし・・・。

11時30分頃、横尾に到着しました。大休憩です。(後、11kmもあるんですよ・・・。)

12時55分頃、徳沢に到着です。
徳沢園の建物です。

隣接する「みちくさ食堂」です。

こちらで、有名な(?)ソフトクリームを頂き、小休憩です。

14時頃、明神に到着です。

上高地バスターミナルまで、後3kmです。

明神岳(御神体)に、「無事に下山」を感謝です。

15時5分頃、やっと、河童橋までやって来ました。
何とか、足は大丈夫そうです。

15時10分頃、バスターミナルに到着です。

15時25分発の、沢渡バスターミナル行きのバスに乗り込みます。

やっと帰って来ました。
駐車場に隣接した、「湯の郷公園」前でバスを降ります。
後ろの屋根の下に、「足湯」があるんです。結構広々です。(無料で、24時間利用できます。)


さて、最後の締めは、「温泉」でしょうっ!
「梓湖畔の湯」で、3日分の汗を流しましたよっ。