かつて 憧れの女子大生がいた 僕が夢見たのは 彼女と喫茶店に行くことだ 何度も何度も その機会をうかがった しかし 一度も行くことができなかったどうしてだろう 僕が不器用で誘い下手なのか 意気地なしで奥手なのか彼女が高慢ちきで 冷たいのか 僕を嫌って避けていたのかそれは分からない それは分からないが 彼女を誘い出せなかったのが 悔やまれる
かつて 喫茶店は“オアシス”だっ . . . 本文を読む
<以下の記事を再録します。>
以前、ノーベル賞受賞者の山中伸弥教授の話を聞いていたら、思わず大笑いしたことがある。それは山中教授が研修医だった若い頃、手術が相当に下手だったようで、上手な医師なら10分ほどで終わるものを、なんと1時間以上もかかったというのだ。このため、先輩や同僚から「山中でなく、邪魔中(じゃまなか)だ」と皮肉られたという。これには笑ってしまったが、山中先生の話を聞いて、急に自分の . . . 本文を読む
1963年のイタリア・フランスの合作映画で、ブーベという青年とその恋人のマーラの物語。ストーリーは省略するが、一途で切ない女心を描いたもので、マーラに扮したクラウディア・カルディナーレ(CC)は日本でも大変な人気になった。この映画のテーマ音楽が美しいので、動画でなく静止画をバックにお聴き願いたい。
ブーベの恋人(アントニオ・マルチーニ) . . . 本文を読む
<きょう12月8日は太平洋戦争(大東亜戦争)の開戦83周年の記念日です。それを決して忘れないためにも、昭和天皇の詔書を以下に掲載しておきます>
昭和天皇 開戦の詔書 (昭和16年12月8日)
<現代語意訳文>
神々のご加護を保有し、万世一系の皇位を継ぐ大日本帝国天皇は、忠実で勇敢な汝ら臣民にはっきりと示す。私はここに、米国及び英国に対して宣戦を布告する。私の陸海軍将兵は、全力 . . . 本文を読む
<2002年5月に書いた以下の文を復刻します。>
1) 幸福のとらえ方は、個人によって様々な違いがある。 しかし、人間が幸福であると思う(感じる)心境はそれほど違わない。 人間は幸福を追い求めてきたし、現に追い求めているだろう。そして、幸福であるか否かということが、人間にとって最大の命題であることに変わりはないと思う。ところが、この幸福を論じることが、往々にして軽視されているきらいがある。 幸福 . . . 本文を読む
<以下の文を復刻します。>
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」というのは、福澤諭吉の著書『学問のすすめ』に出てくる有名な言葉だ。 この言葉は福澤自身のものではなく、アメリカの独立宣言から引用したものだというが、日本では福澤自身の言葉のように受け取られている。それほど人々に行き渡った名言として価値のあるものだ。 この言葉には“万民平等”という . . . 本文を読む
you tube で素晴らしい文章を発見したので掲載します。念のため、ご本人から抗議などが来れば、ただちに削除します。感動的な文章は以下の通りで、お名前は「よしおか ともかず」さんです。この文章を読んで何度も泣きました。
「今から二十数年前の春、故郷での就職を選び帰郷する彼女を東京駅まで見送りに行きました。 動き始めた新幹線の窓の向こうから泣き笑いで手を振る彼女の顔を今でも覚えています。『東京に . . . 本文を読む
少年は東京駅から列車に乗る 十数時間後に姫路駅に着いた 少女がやさしく出迎える 少年は少女の家に泊めてもらった 少女の母が少年の母に 電話で「無事に着いた」と報告する 次の日 少年と少女は姫路城を見に行った 木や草に夏の薫りがただよう 麗しい城 天守閣に登ると 汗がにじんだ肌を そよ風が心地よく撫でていく
帰宅すると 少女はピアノを弾く つっかえつっかえだが 「乙女の祈り」を これは彼のため . . . 本文を読む
<過去の記事を一部追加・修正して、復刻します。>
ある国会議員がネットで、「草食系」が多くなった理由として、20代の若者の8割が年収200万円以下だからだと話していた。結論から言うと、私もその意見に賛成である。 草食系については色々な定義があるようだが、特に男子で増えてきたという。草食系とは元気がないとか、恋愛に消極的で性欲(肉欲)に淡々としているとか、優しくて争いを好まないとか、色々な定義があ . . . 本文を読む
<以下の記事を復刻します。テレビ局時代の思い出>
今やテレビなどでは「気象予報士」が“花盛り”である。若い女性から初老のオジサンまで毎日、天気予報を伝えている。中には気象予報の“花形”みたいな人もおり、注目を集めている。大いに結構なことだ。この「気象予報士」というのは今から20年以上前に誕生したが、当時は“天気予報の自由化” . . . 本文を読む
男は心が傷つくと北へ逃れ、女は逆に南へ行くと誰かが言ったが、本当にそうだろうか。 真相は分からないが、小林旭が歌う『北へ』は忘れられない一曲だ。昔、旧友とそのお兄さんと3人でカラオケに行ったことがあるが、その時、お兄さんが歌った『北へ』に、強烈な印象を受けたことを思い出す。彼の歌声は素晴らしかったが、それよりも切々たる想いが伝わってくるようで、以来、この歌が大好きになった。 自分も心が傷つくと、お . . . 本文を読む
<2002年12月に書いた以下の文を、一部修正して復刻します。>
1) 相当以前だが、自費出版ブームというのがあった。人間誰しも“自分史”みたいなものを書いてみたいと思うだろうし、それが実現すれば、その人の人生の証しということになる。 また、俳句や短歌などの自費出版も多い。 実は私も、今から20年以上も前に、3冊の本を自費出版したことがある。一つは自伝的小説で、残りの . . . 本文を読む
1) 日本の古代史に関する書物を読んでいくうちに、いちばん苛立ってくるのは、古代中国の文献に出てくる『距離の問題』である。 我々日本人にとって最も興味深い「三国志・魏志倭人伝」では、3世紀に魏王朝が治めていた朝鮮半島の帯方郡から倭(日本)の邪馬壹国(やまいちこく)までの距離が1万2千余里となっているが、肝心の「里」の長さがどのくらいか明示されていない。そこで、いくつかの本を読んでいくと、驚くな . . . 本文を読む
<2008年1月29日に記した以下の記事を復刻します。>
1)「邪馬台国(やまたいこく)」などは存在しなかったということを、私は以前の小論(「日本は『邪馬壹国(やまいちこく)』から始まった」を参照・・・http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/5ae75694993b9869f4382964cd686597)で述べたが、これは日本古代史の碩学・古田武彦氏の著作 . . . 本文を読む
古田武彦氏は2015年10月14日に京都市内の病院で亡くなられた。享年89歳。ここに謹んでご冥福をお祈りするものである。
(2008年1月1日に書いた以下の文を復刻します。 なお、この記事に批判的な方のコメントもきちんと載せていますので、ぜひご覧ください。日本の古代史について、関心が高まることを切に願っています。)
1) 日本の古代史について、私は古田武彦氏の学説に大いに共鳴し感謝している . . . 本文を読む