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それからほぼ半年がたち、時は応永23年(西暦1416年)の初夏の頃になった。(ちなみに山口貞清は31歳、尾高武弘は29歳になっていた) 山口領内はこれといった出来事もなく、農民を始め庶民は平穏な生活を送っている。関東の情勢探索の旅を終えた武弘は、久しぶりに領内の様子を見て回ることにした。付き人の佐吉を従えてだが、そろそろ“田植え”の時期に入るので農民は忙しそうにし . . . 本文を読む
<2012年3月に書いた以下の記事を復刻します。>
私はいまgooのブログを使っているが、実は2012年2月23日にヤフー(Yahoo!)のマイブログを「全面削除」されたのでこちらに移ってきたのである。ヤフーのブログを全面削除されたのは、私の記事が音楽著作権を侵害したという理由からだ。この件について、Yahoo!ブログカスタマーサービスより以下のようなメールが届いた。参考になると思うので、紹介し . . . 本文を読む
<以下の文を一部修正して復刻します。>
寿命について考えてみたい。この前ふと、夏目漱石のことを調べていたら、彼は49歳で他界しているのだ。え~!?、そんなに若くして亡くなったのかと思ったが、事実である。 「則天去私」などと悟りきったことを言っていた漱石は、今の自分より30歳以上も若いうちにあの世へ旅立ったのだ。49歳なんて、自分から見れば“若造”もいいところであ . . . 本文を読む
香港(ホンコン)のことを考えていたら、1955年の映画『慕情』のテーマソングを思い出した。 昔、○✖外国語学院の先生に英会話を習った時、始めに教えられたのがこの音楽だった。その時は歌詞を全部覚えたが、今ではほとんど忘れている(笑)。しかし、あのメロディーは素敵だった。そして、ジェニファー・ジョーンズとウィリアム・ホールデン、悲恋映画の傑作だったか。 Love is a many splendore . . . 本文を読む
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それから5年の月日がたち、応永22年(西暦1415年)を迎えた。武弘と小巻の間にはすでに一子・太郎丸が生まれ、小巻はちょうど第二子を身ごもっていた。尾高家とその一族にはこれといった問題もなく、平穏な日々が過ぎていった。問題があるとすれば、武弘は最近やや肥満気味になったのを気にして、このところ佐吉とともに武術の鍛錬に精を出している程度だ。一方、藤沢忠則に嫁いだ小百合はけっこう気苦労が絶えな . . . 本文を読む
<空想、夢想、幻想の歴史ロマン>
『主な登場人物』
<山口家関係>山口貞清(山口城主) 牧の方(貞清の妻・豊島範泰の娘) 山口武貞(貞清の父) 薫(貞清の母) 和田信春(家臣) 稲村幸正(家臣) 幸若丸と桔梗(貞清の子供)
<尾高家関係>尾高武弘(主人公・山口貞清の家臣) 小巻(武弘の妻・筒井泰宗の娘) 尾高武則(武弘の父) 栞(武弘の母) 佐吉(武弘の家来) 太郎丸と鈴(武弘の子供)
& . . . 本文を読む