10) 前にも話したが、私がお世話になった石川報道局長は「電波の私物化」に反対し、鹿内信隆会長と対立、その挙句に左遷され社外に飛ばされた。 電波とは国家・国民のもの、公けのものである。それを私物化するのは何事だと反対するのは分かるが、皮肉なことに、息子の春雄氏がFテレビの実権を握ると、視聴率は3冠王になるし営業成績も民放トップに躍り出た。 こうなると“勝てば官軍&rdqu . . . 本文を読む
〈2007年2月に書いた以下の記事を復刻します。〉
1) 21世紀に入って、日本は「格差社会」が進行したと言われる。いろいろの統計からそう言われるのだろうが、生活実感からも格差が進んでいると思ってしまう。 一方で金持ちが高級車やブランド品、ぜいたく品を買いあさり、他方で庶民は安売りスーパーや100円ショップに群がっている。
どんな時代にも、どんな社会にも“格差”は存在す . . . 本文を読む
<以下の記事を復刻します。>
JASRAC・日本音楽著作権協会の本部(東京都渋谷区)
「音楽著作権」によれば、歌詞の引用は原則的に禁じられているという。私も以前のヤフーブログに、良かれと思って大いに歌詞を引用し紹介したのだが、それらが著作権を侵害したとのことでブログが全面削除された。しかし、これははなはだ疑問である。著作権法第32条にも「引用利用権」が明記されている。歌詞を引用・紹介して音 . . . 本文を読む
歴代の興行収入で“ナンバーワン”と言われるアメリカ映画の超大作。作られたのが1939年(昭和14年)だというのに、その壮大で迫力のある内容には驚くばかりである。子供のころ、この映画を観た時「これじゃ、日本はアメリカに(戦争で)負けるわけだ」と思ったものだ。また、長編カラー映画のパイオニアとしても知られている。アメリカの南北戦争を背景にしたその内容はあまりにも有名なので省略す . . . 本文を読む
5) 昨年亡くなった元Fテレビの名プロデューサー・横沢彪(たけし)さんも、組合活動が災いして全く違うセクション(関連会社)に飛ばされた。彼は何年かそこで“冷や飯”を食わされていたわけだ。組合員への露骨な人事異動が続いたが、それで職場環境が良くなるわけがない。 Fテレビはだんだん落ち込んでいった。鹿内信隆社長の経営方針が徹底され、組合対策があったのかどうか知らない . . . 本文を読む
<はじめに>
以前、「Yahoo!」のマイブログに書いた連載記事だが、ブログを“全面削除”されたため幾つかの記事が消失してしまった。しかし、その後、親切な方々のご支援により、全面的に復元することができた。この場を借りて、感謝の意を捧げたい。 復刻に当たっては、一部記事を修正・補筆している。(2012年4月9日)
フジテレビの旧本社ビル(東京・新宿区の河田町)
&n . . . 本文を読む
<2010年10月に書いた以下の記事を復刻します。>
最近、ある事でフランスの数学者エヴァリスト・ガロア(1811年~1832年)を思い出した。ガロアと言っても、数学の関係者はよく知っているはずだが、一般の文系の人はあまり知らないだろう。しかし、数学が大の苦手の私だが、ガロアの名前だけはよく覚えている。ガロアを知った切っ掛けは、もう50年以上も昔だが、理系の友人から「これを読んでみたまえ」と . . . 本文を読む
<2011年11月25日に書いた以下の記事を復刻します>
「もんじゅ」
世の中には色々な無駄があるが、福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」ほど無駄なものはないだろう。「もんじゅ」についてはさんざん議論されてきたが、先の行政刷新会議の政策仕分けでも、抜本的見直しの提言が行なわれた。 ここで、結論から先に言うと、直ちに廃炉にすべきである。もう皆さんご存知のはずだが、「もんじゅ」は . . . 本文を読む
ギターを習う人はよくこの曲から始めるというが、1952年のフランス映画『禁じられた遊び』の挿入曲が『愛のロマンス』だ。映画は第2次世界大戦中にドイツ軍の爆撃で、両親を亡くした5歳のフランス人少女・ポーレットの物語である。詳細は省くが、全編に“戦災孤児”の悲しい運命が語られている。 そして、所々にこの『愛のロマンス』が奏でられているのだ。ポーレットは結局、孤児院へと連れられて . . . 本文を読む
過去の作品をまとめる必要が出てきたので、この場を借ります。ご了承ください。
毛沢東
http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/3ec5a00ef55f07eb52405332dae0aea1http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/ea2a083bc5bf3c058c54e0a04ec28611http://blog. . . . 本文を読む
第十六場(同じく9月12日夜。北京・中南海にある毛沢東の執務室。 周恩来、汪東興、江青がいる所に、毛沢東が入ってくる)
江青 「あなた、よく御無事で!」
周恩来 「おお、主席、心配していました」
毛沢東 「九死に一生を得たぞ。 林彪を逮捕したか」
汪東興 「黄永勝や呉法憲達はすでに逮捕しましたが、林彪夫妻は北京を出て、北載河にいます。 従って今、公安部隊が北載河に急行しています」
毛沢東 . . . 本文を読む
第十三場(同じく9月11日の夕刻。上海市革命委員会の一室。 毛沢東と王洪文)
毛沢東 「やれやれ、君には随分世話になったな。 万事、手際良くやってくれたので、わしの遊説も実に順調にこなせた。明日はここで、最後の大演説をぶってやるぞ。 君は、張春橋や姚文元らとは仲良くやっているのかね」
王洪文 「はい、張春橋同志らとは、いつも心を一にして仕事をしてきました」
毛沢東 「そうか、上海の連中は若く . . . 本文を読む
第九場(8月上旬。 北京・中南海にある毛沢東の居宅。 毛沢東、江青、張春橋)
江青 「どうしても行くというのですか」
毛沢東 「ああ、行かねばならない」
江青 「本当に危険ですよ。林彪一味は何をするか、分かったものではありません。 あなたにもし万一のことがあったら、私はどうなるのでしょうか」
毛沢東 「ハッハッハッハッハ、お前も年を取ったな。取越し苦労をするな。 わしはこれまで、どんな危険 . . . 本文を読む
第五幕(4月下旬。 北京・中南海にある毛沢東の執務室。毛沢東、周恩来、康生、江青、張春橋)
毛沢東 「林彪のやつ、泡(あわ)を食って北京に戻ってきたが、その後の動きはどうかね」
康生 「相変らず、自宅に黄永勝達を呼んでは対策を練っているようです」
江青 「林彪一派が、私達の住まいに爆弾を仕掛けるという情報もありますよ。気を付けなければなりませんわ」
毛沢東 「それはデマだろう。 しかし、追 . . . 本文を読む
第五幕 林彪死す
第一場(1971年1月上旬。 北京・中南海にある毛沢東の執務室。毛沢東、康生、江青、張春橋)
江青 「新年を迎えて、今年こそは陳伯達と、林彪グループを放逐する時が来たようですわね」
毛沢東 「まず、陳伯達を抹殺してやる。その後に、陳伯達批判を利用して、それに余り乗り気でない林彪一派を追い詰めていく。 黄永勝や呉法憲達の権限を奪い取っていけば、林彪自身も手足をもぎ取られたよう . . . 本文を読む