〈以下の詩は2008年5月29日に書いたものです。〉
「30分ぐらいで終わります 顔を動かさないでください」担当の医師が そう言った検査台に あお向けになった俺は額と顎に しっかりとベルトをかけられる
「工事現場のような音がしますよ では始めましょう」やがて ガガガガガガ~ ギギギギギギ~ブルンブルンブルン ゴンゴンゴンゴン・・・こりゃまったく 道路工事現場の音だ
電波でも磁気でも 俺の頭に . . . 本文を読む
1960年(昭和35年)の日米安保反対闘争時に、『インターナショナル』とともによく歌われたのが『国際学連の歌』だった。 日本の全学連は前年の1959年に国際学生連盟に加入したばかりだったから、より意識して学生にこの曲を歌わせたのだろうか。集会やデモ行進の時にこれを歌うと、自分らが“正義”を代表していると強く思ったものだ。今でもこの曲を聴くと闘志が湧いてくる感じだ。
国際学 . . . 本文を読む
〈故・鳥飼浩二君と村瀬良臣君の2人の思い出に・・・ 〉
村上行雄が仕事から帰宅すると、妻の日向子(ひなこ)が1通の封書を渡して言った。「これが来ていたわよ」彼がそれを受けて裏を見ると、差出人は徳田誠一郎になっていた。なつかしいな~、彼は元気にやっているんだなと思った。封書を開けると、大学時代の同窓会の案内である。「20年ぶりかな、いやそれ以上だよ。大学の同窓会の案内だ」行雄が独り . . . 本文を読む
<2012年3月9日に書いた以下の記事を復刻します>
先日、DVDを借りてきて見たが、戦前(1939年・昭和14年)の映画『上海陸戦隊』というもので、若い頃の原節子が出ているというからレンタルしてきた。 ところが、見てがっかり! 原節子がシナ(今の中国)の少女を演じていて、端役だからほとんど出てこないのだ。DVDのケースの表紙に騙された感じだ。(表紙には原節子の名前や写真が載ってい . . . 本文を読む
〈2012年3月に書いた以下の記事を復刻します。〉
私はいまgooのブログを使っているが、実は2月23日にヤフー(Yahoo!)のマイブログを「全面削除」されたのでこちらに移ってきたのである。ヤフーのブログを全面削除されたのは、私の記事が音楽著作権を侵害したという理由からだ。この件について、Yahoo!ブログカスタマーサービスより以下のようなメールが届いた。参考になると思うので、紹介しておきたい . . . 本文を読む
<2002年5月に書いた文を一部修正して復刻します。>
1) ドイツの文豪・ゲーテという人をどう理解したらいいのだろうか。 我々人間が感じること、考えること、想像することの全てをこの人は把握しているようだ。 それだけではなく、我々が感じ、考え、想像することの全てを越えるものを、この人は体験しているようだ。 その精神の広さと深さにおいて、この人の右に出る者はいないのではないか。例えば、最も崇高 . . . 本文を読む
日本では『雪山讃歌』として有名だが、この曲は映画『荒野の決闘』のテーマ・ミュージックである。 映画は1946年に公開され、OK牧場の決闘をテーマに保安官ワイアット・アープ(俳優はヘンリー・フォンダ)らが登場し、当時の西部劇では最も評判になった作品だ。この中で、元外科医ドク・ホリディ(ヴィクター・マチュア)の許嫁者クレメンタインに扮したキャシー・ダウンズは、清楚で気品のある美しさで有名になった。まさ . . . 本文を読む