第1日目
私の4歳上の兄は、脱サラして長いことお店をやっていた。
65歳となったこの年、もう一度奥穂高岳に登ってみたいということで、私と夜行2泊3日で出かけた。
私の車を島々においてそこから路線バスで上高地に入った。
朝の8時ころだ。すでに河童橋には観光客の姿があった。
第1日は涸沢まで。梓川に沿って奥へと歩く。
9時45分 徳沢。テントがたくさん並んでいた。
横尾には11時到着。25分の昼食休憩。
橋をわたって横尾谷へむかう。
定番の休憩ポイント、本谷橋に12時35分到着。15分の休憩。
涸沢は下部の方まで雪があった。
日当たりのいいテント場は雪が消えていた。
でも小屋の周辺にはたっぷりと残っていて溶かすために水をまいていた。
第2日目
出発前の5時、朝日が当たり始めた涸沢を写真に。
稜線には雲がかかっていたが、夏山らしい朝だ。
前穂高岳は山頂に雲がかかっている。
ザイテングラートも全容が見えている。
雪渓の最上部からいよいよ岩場へ。
岩場を慎重に登っていく。
7時53分、白出のコルに到着。
東を見ると雲の間から浅間山が見えていた。
西には笠ヶ岳。
15分ほど休憩して、いよいよ奥穂高岳へむかう岩場の急登へ。
真下にガスにかすんだ奥穂高岳山荘の赤い屋根が見えている。
危険なのはコルから登り始める最初の部分。そこを過ぎても岩場の連続だが、きもを冷やすようなところはあまりない。
一瞬ガスが腫れて雲ノ平方面の山々が見えたが、またすぐにガスに包まれてしまった。
もうすぐ頂上というころ、前方にガスにおおわれたジャンダルムが姿を見せた。
これも一瞬のことで、その後は姿を見せてくれなかった。
9時15分、山頂に到着。近くに荷をおいて山頂で記念撮影。
ピークの下のやや広い部分で休憩。その後来た道を戻って下山開始。
無事に登頂でき一安心。白出コルにもどってもまだいくぶんガスっぽい。
この日は、このまま下って徳沢ロッジに宿泊。
3日目は、朝、徳沢周辺に咲き乱れる花々を写真に収めてから帰路についた。
すでに12年が経過してしまった。同行した兄は、最近軽い脳梗塞を起こしてしまったが、毎日散歩をして足腰をきたえている。
涼しくなったら軽いハイキングを計画したいと思っている。
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