ポジャギアートYangja-pang

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似て非なるもの

2006-07-10 18:48:30 | ノンジャンル
今日は私メの無知蒙昧を露呈する、お恥ずかしい一席。
相撲をご覧になる方はおわかりと思いますが、
力士が闘う土俵の上には吊り屋根があり、水引幕がかかっています。
その幕を絞っているのが、白・赤・緑・黒の結び紐、
さらに4色の房が屋根の四隅から下がっています。

この結び、私メは以前から勝手に「几帳結び」
(メドゥプでは「センチョク」)だと思い込んでいました。
ところが昨日、名古屋場所の初日をぼけ~と眺めていたところ
なんだか形状が違う!

そこで調べてみたら、やはり違っておりました。
水引幕に使われていたのは「総角(あげまき)」という結び方。
両者を並べると以下の通りです。
一見似ているようですが、並べてみると全然違うんですね。


総角(入型)                几帳

結び方を見ると、総角はどうもメドゥプの「チャムチャリ(蜻蛉)」で
羽根の部分を作る時の方法と似ているようです。
ちなみに頭の部分の「ヨンボン(蓮のつぼみ?)」は、
お洒落な釦としても利用されることの多い
「しゃか玉結び」と同じらしい……。


こちらの写真は、韓国文化保護財団『メドゥプ』より転載


さて、この総角、左右の輪の引き締め方向によって
「入」型と「人」型の2種類ができます。
なんでも「人」は武具の紐に使われていたもので、
「入」は「入る」という縁起から一般に用いられていたとのこと。
果たして相撲はどっちのほうなんでしょうか?
たぶん「入」だと思うんですが、
テレビではよく見えないんです(*_*;