<2.18>
意地でも
越冬トンボは前回が最後のつもりでしたが、見つけていないホソミイトトンボが心残りで再び行きました。
同じ森で、前回しっかり見なかった区域を探しました。しかし、見られるのはホソミオツネントンボばかりです。
1時間半程見て回り、やや暗い一角でホソミイトトンボを発見。意地でも撮るつもりでいたので、一安心でした。
越冬場所から移動が始まっているのか、見つけられたのはこの1♀のみです。最高気温13℃、最低2℃でした。
<ホソミイトトンボ> ♀ 静止
回転して
以下はホソミオツネントンボです。ホソミイトのいた周辺に1♂、4♀がいました。体色変化が見られる個体も。
<ホソミオツネントンボ> ♂ 静止 ホソミイトトンボと同じ木にいた個体
♀ 静止
2週間前に撮影した野原では1頭減って1♂、3♀を確認、3頭は同じ枝でした。早くも春の気配を感じさせます。
♀ 静止
2019.2.18 千葉県
<4.12>
夏日の産卵
東京は今年2度目の夏日になりました。都下の公園でホソミイトトンボの産卵撮影です。最高気温は26℃。
11時頃、気温の上昇とともに連結態が次々に現われ、産卵基質が少ないので1ヵ所に集中して産卵しました。
交尾態
最初の連結態が産卵を始めると、2対が加わって3対の連結産卵になりました。
連結産卵
草叢から飛んだ交尾態が止まった枯枝では別個体が産卵中。珍しく交尾態と連結産卵が同時に撮影できました。
交尾態と連結産卵 干渉する♂
潜水産卵
♀は水中に
交尾態に干渉する♂が2頭に
2018.4.12 東京都
<4.18>続編
ホソミオツネントンボと鉢合わせ
ホソミイトトンボの交尾態が止まっていた枯れ枝に、縄張り主張のホソミオツネントンボの♂が止まりました。
ホソミイトは驚いて、交尾を解いたり交尾態になったりの繰り返し。ホソミオツネンは微動だにしません。
交尾態 左はホソミオツネントンボ♂
当地でのホソミオツネントンボの目撃は初めてでした。この日は♂数頭、連結産卵2対を目撃しました。
池の限られた一角のみで見られ、ホソミイトトンボ50に対してホソミオツネントンボ1程度の割合でした。
ホソミオツネンは、ホソミイトの産卵が一段落した正午過ぎにガマに産卵していました。
<ホソミオツネントンボ> 連結産卵
以下は、本題のホソミイトトンボの連結産卵です。産卵は水面の枯れたガマの茎で正午過ぎまで続きました。
連結産卵
3組が入り乱れて同じ場所に集まってきた
2016.4.18 神奈川県
<4.18>
越冬型の交尾
2年ぶりのホソミイトトンボ撮影です。鮮やかなブルーに変身して水辺に現われ、生殖行動する姿は魅力的です。
神奈川西部の池、生殖活動まで1週間は早いはずですが、気温が上昇して9時過ぎには連結態が見られました。
9時40分頃から産卵開始。汗ばむような陽気で多くの♀が出てきたようです。最高気温は25℃近く上昇。
多数の交尾態を見たなかで、♂が♀を捕捉して移精に至るシーンを目撃したのは1例のみです。
連結態 移精前
移精
交尾態になる直前、他の♂が絡んで飛んでしまいました。
連結態
交尾に至る過程
交尾態
一瞬並んだ♂
2016.4.18 神奈川県
<5.12>
集団産卵を期待
4月下旬にホソミイトトンボの産卵撮影に行きましたが、連結態はまばらでした。集団産卵を狙って出直しです。
前回、羽化の盛りであったクロイトトンボが水面を占拠。その攻撃を避けて産卵する連結態を多数目撃しました。
条件のよい場所に集まるので、2対が接近するシーンは何度かありましたが、撮りやすい位置には来ません。
2対にピントの合うものは僅かで、そう甘くはありませんでした。
連結産卵
交尾態
2013.5.12 南足柄市