<10.8>
青みのある個体
キトンボの池、午前中からオオルリボシヤンマが産卵していましたが、キトンボが一段落してから撮影開始です。
目撃した4♀のうち2♀は青色型ですが、いずれも複眼は完全に青でも腹部斑紋は薄すら青みがある程度の個体。
青色型を追うものの、転々と移動してハスの枯葉の下に潜り込み探すだけで大変。撮影したのは同じ個体です。
♀ 産卵
産卵移動
♀ 産卵 緑色型
2♀がハスの群落のなかから同時に現われて産卵場所を移動
2021.10.8 長野県
<9.27>
東京産
10日にルリボシヤンマの産卵を撮影した池では、昨年の9月中旬にオオルリボシヤンマ2♂を目撃しています。
その後何度か観察に行っても見られませんでしたが、この日の午後、遂に♀が飛来しました。気温は低く23℃。
個体数が少なく、産卵に来る時期も分からず、たまたま遭遇した感で行けば撮れるという存在ではないようです。
2♀が同時に飛来して片方は林に戻り1♀が産卵、久々に東京産を撮影しました。♂の目撃はありません。
♀ 飛翔 広範囲を飛び回り、産卵場所を見定めて長いホバリング
♀ 産卵
落着かずに約2分で姿を消し、約50分後に再び2♀同時に飛来。1♀は今度も行方を追えず撮影は同じ♀です。
産卵移動
その後行方不明になり、約5分後に最初の池に戻るも結局落着かないまま約15分間池を転々、姿を消しました。
今季のルリボシヤンマは早くも終わりの様子。目撃は1♀でかなり翅が傷んでいます。♂は目撃していません。
<ルリボシヤンマ> ♀ 産卵 腹部第2節の背面にある縦の斑紋で上からでも見分けられる
2021.9.27 東京都
<9.13>
大誤算
4年ぶりの池にマダラナニワトンボを見に行きましたが、連結産卵は遠くの1対を目撃したのみ。大誤算でした。
晴天で気温25℃。今季のトンボは不順で時期が早かったのか。こうなると撮影対象はオオルリボシヤンマです。
産卵移動の♀と追尾の♂
♀ 産卵移動 ホバリング
♂ 追尾飛行 ホバリング
♂は午前中から飛び交いバトルを展開しましたが、徐々に姿を消して♀のいない15時には飛ばなくなりました。
♂ 飛翔 時にホバリングを交える
産卵は正午過ぎがピークで14時半頃まで次々に♀が飛来。当地で以前目撃した青色型は全く見ませんでした。
♀ 産卵
マダラナニワトンボは極少数。ノシメトンボがやたら多く、市街地でも無数の連結態が飛んでいました。
<マダラナニワトンボ> ♂ 静止
2021.9.13 山形県
<9.7>
すぐ潜る
9月に入って日照時間がほぼなく低気温の連続。久々の晴予報に期待しオオルリボシヤンマの撮影に行きました。
晴れたのは午前中のみで午後は風が強く厳しい状況でしたが、何とか産卵には間に合いました。気温23℃。
11時頃、草叢に消えた♀を目撃。池端を好み転々と移動後、中央に出てきました。ここで落着き約5分間産卵。
腹部をすぐ水面下に潜らせマルタンヤンマを見ているようでした。姿があったのは約35分間で多分同じ♀です。
♀ 産卵
産卵移動 かなり神経質で移動を繰り返す
追尾の♂が現われたのは産卵開始直後のみ
隣の池に移動
午後になると同じ池にアオイトトンボの連結態が集結、早くも連結産卵が盛んになっていました。
<アオイトトンボ> 連結産卵
2021.9.7 静岡県
<9.2>
雷雨の後
直射日光を浴びる浜辺は限界、山のオオルリボシヤンマに切り替えました。雷雲の動きの予測から兵庫に移動。
ところが、雲のルートがずれて到着すると雷雨。1時間半程の雨宿りの後、幸い15時頃に雨が止みました。
池に行くと2♂がパトロール中。待つことなく♀が飛来して次々に産卵、約1時間、休みなく撮影できました。
昨年同様、追尾の♂が殆どホバリングせずに激しく♀を追い、度々連結を狙う動きをしますが、成立しません。
当地では、殆どが関西特有の青色型の♀で黄緑型の目撃は1♀のみでした。撮影時の気温は28℃。
♀ 産卵
ピーク時には10頭以上の♀が産卵しましたが、コウホネの葉の下に潜り込んで大半は姿が見えない状態です。
産卵場所を探す♀と追尾の♂(左)
♀ 飛翔
♂ 飛翔 追尾
当地では珍しい黄緑型の♀と追尾の♂(左)
♂ 飛翔
2020.9.2 兵庫県