ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

オジロサナエ 2022<7月>

2022-07-24 | サナエトンボ科ヒメサナエ属・オジロサナエ属

<7.23>

大暑(その1)

暦では大暑の日。今季はヒメサナエの産卵が見られないままで、オジロサナエだけはと昨年の流れに行きました。
気温が高めでもこれ以上は待てません。今季3回目にして初めて♀が来ましたが、4時間待って目撃は1回。
産卵行動は約5分間でした。天候不順のうちに分散したのか、そろそろ諦めモードです。最高気温は34℃。

♀ 産卵


殆どホバリングせずに1回打水して止まる


静止している時間がいやに長い


卵塊は一度も確認できず、通常と明らかに異なる行動パターンでした。遊離性静止産卵をしていたのかも。



時々尾部を下方に動かす

2022.7.23 埼玉県

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オジロサナエ 2021<7月>

2021-07-21 | サナエトンボ科ヒメサナエ属・オジロサナエ属

<7.16>

梅雨明け宣言の日

関東で梅雨明け宣言。天候の安定を待っていたオジロサナエの産卵撮影です。前回から約3週間経ちました。
♀は1時間に1回飛来するイメージ。低位置で横から卵塊を狙いますが、大概は卵塊が小さいまま打水します。
静止と1度の打水を繰り返す一方、ホバリングしつつ打水する♀もいて、♂の動向次第で産卵行動は様々です。
地域の気温は33℃、現地は風が通り28℃。以下、撮影した産卵の時系列です。打水は撮れていません。

11時7分から約2分間の産卵 静止して卵塊形成






12時9分から約3分間の長い産卵 静止して卵塊形成




飛び上がってやや長いホバリング




13時25分から約1分間の産卵 静止して卵塊形成


上から蜘蛛が狙う 察知したのか中途半端に産卵を終えた


13時48分から約1分間の産卵 おそらく上の♀が戻り、静止後ホバリング


静止して卵塊形成


14時51分から約2分間の産卵 ♂がいない時間帯で落着いて産卵した♀ 静止して卵塊形成


ホバリング


再び静止して卵塊形成






産卵終了して飛立ち前


15時8分から約1分間の産卵 静止して卵塊形成




卵塊が大きくなり、あまりホバリングせずに打水して飛び去る


日が射すと♂が樹上から降りてきます。大概は産卵後に現われるのが面白い。

♂ 静止 2♂が近くで縄張り行動








<ヒメサナエ> 老熟して白くなった♂ ヒメサナエの目撃はこれのみ

2021.7.16 埼玉県

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オジロサナエ 2021<6月②>

2021-06-28 | サナエトンボ科ヒメサナエ属・オジロサナエ属

<6.26>

一時に集中

晴れて気温上昇の予報、オジロサナエの撮影に行きました。久々に晴天下の出発でしたが、晴れ間は13時まで。
生殖活動が一時に集中し、連結態の撮影ができて成果あり。13時半以降は姿を見ませんでした。気温は27℃。

遅れをとった右の♂が先に連結した♂を攻撃




連結態の♂に連結を試みる


連結した♂は♀を放さず、遅れた♂は約3秒間で断念して飛び去る 


約15秒で体勢を整えて飛び、空中で交尾態になって樹上に


交尾失敗のケースです。連結態になったものの、激しく抵抗した♀は水没してしまいました。

連結態




水没した♀ ♂は飛び去る


♀ 産卵


♂ 静止







2021.6.26 埼玉県

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ヒメサナエ 2021<6月②>

2021-06-25 | サナエトンボ科ヒメサナエ属・オジロサナエ属

<6.22>

目の前

前回は気象条件が悪く、ワンチャンスで終わったヒメサナエの産卵撮影。午後から晴の予報なので出直しました。
日射しがある時間が少々長くても基本曇天。日によって行動パターンが異なるので、目を凝らして♀を待ちます。
14時頃、日が射すと1♂が降りてきましたが、一瞬で樹上に飛びそれきり。約30分後に♀が姿を見せました。
一旦石に止まってからホバリングを始め、40秒近く産卵。日射しはなくても少し明るくなった時間帯でした。

4時間待ちで目撃1回、産卵撮影にはかなり厳しい状況です。撮れたのは目の前に飛来したからに他なりません。
まだ2回目でピークの時期は分かりませんが、♂の出具合から当地の個体数は少ないようです。23℃で推移。

♀ 静止 


静止して卵塊形成


約5秒で飛立ち、約6秒間のホバリング後に打水


打水後、殆ど移動せずにホバリングを続行


飛翔して卵塊形成 ホバリングはやや長い約27秒間


2回目の打水 コンマ1秒タイミングが早過ぎた


打水後、飛び去る


♂ 静止 30分後、1mも離れていない所で産卵した

2021.6.22 東京都

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ヒメサナエ 2021<6月①>

2021-06-21 | サナエトンボ科ヒメサナエ属・オジロサナエ属

<6.17>

たまの晴れ間に

早いとは思いつつヒメサナエの撮影に行きました。雲が次々に通過する天気ですが、たまに晴れ間がありました。
♂を見ないので油断してると、正午近くに♀が飛来。駆け寄ると1回打水して産卵終了でした。産卵はこれのみ。
気温21℃で肌寒いくらいの悪条件下、産卵に出会えたのは奇跡的でした。14時過ぎに雨が降って撤退です。

♀ 産卵




♂ 静止 日が射すと水辺に降りて来る





2021.6.17 東京都

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